神話と意味 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 79,4/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622085911
  • NDC分類 164
  • Cコード C0010

出版社内容情報

ラジオでの講話を編集。『野生の思考』『神話論理』に対する質問に答える。率直かつ明快な、彼自信による入門書。

序(ウェンディ・ドニジャー)

まえおき
1 神話と科学の出会い
2 “未開”思考と“文明”心性
3 兎唇と双生児――ある神話の裂け目
4 神話が歴史になるとき
5 神話と音楽

訳者あとがき
参考文献

クロード・レヴィ=ストロース[クロードレヴィストロース]
1908年11月28日ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935-38年、新設のサン・パウロ大学社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。1941年からニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで文化人類学の研究に従事。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1982年退官。アカデミー・フランセーズ会員。2009年10月30日、100歳で逝去。

大橋保夫[オオハシヤスオ]
1929年に生まれる。京都大学文学部仏学科卒業。京都大学名誉教授。名古屋外国語大学教授を歴任。1998年歿。著書『フランス語とはどういう言語か』(共著、駿河台出版社1993)、訳書 マルンベリ『音声学』(白水社1959)レヴィ=ストロース『野生の思考』(みすず書房1976)『神話と意味』(みすず書房1996)、編書 レヴィ=ストロース『構造・神話・労働』(みすず書房1979)など。論文「記号学的に見た自然言語――コード変換の基礎」(『年報社会心理学』1974)「ソスュールと日本――服部・時枝言語過程説論争の再検討」(『みすず』1973、8、9月号)「メタフォールの考察」(『人文』1972)など。

内容説明

ラジオでの講話を編集。『野生の思考』『神話論理』に対する質問に答える。率直かつ明快な、彼自身による入門書。

目次

1 神話と科学の出会い
2 “未開”思考と“文明”心性
3 兎唇と双生児―ある神話の裂け目
4 神話が歴史になるとき
5 神話と音楽

著者等紹介

レヴィ=ストロース,クロード[レヴィストロース,クロード] [L´evi‐Strauss,Claude]
1908‐2009。ベルギーに生まれる。パリ大学卒業。1931年、哲学教授資格を得る。1935‐38年、新設のサン・パウロ大学社会学教授として赴任、人類学の研究を始める。1941年からニューヨークのニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで文化人類学の研究に従事。1959年コレージュ・ド・フランスの正教授となり、社会人類学の講座を創設。1982年退官。アカデミー・フランセーズ会員

大橋保夫[オオハシヤスオ]
1929年に生まれる。京都大学文学部仏学科卒業。京都大学名誉教授、名古屋外国語大学教授を歴任。1998年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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井月 奎(いづき けい)

29
神話は民族の思考と歴史からなるタペストリーだと思っていました。大きく間違ってはいませんが、そうではないのです。そうですね、神話の話一つが光ファイバーの線の一本なのです。まるで違う出来事を束にして空間を、時間を移動して人間の根本の性を伝える、それが神話の意味の大きい一つだと思います。また科学も現象の一部をのみ取りだしての考察および理解であり、決して神話的なそれが劣るものではないことを教えてくれます。ごく薄い本ですが、読むと脳と心の神話的部分が刺激されて、有史以前の命が私にも宿っていることを知る事ができます。2017/01/02

loanmeadime

16
ラジオの講話をまとめたそうで、柔らかい語り口なのでうっかりすると何言ってたか取り損ないそうだったので、この〇〇とあったら具体的には何か、とか、これら二つのとあったら何と何か、という具合に現代国語の問題文風にして読みました。この二つというのが、どうも大事なようで、神話と科学、"未開"と"文明"、というような項目が取り上げられます。しかし、それは「民主主義」対「権威主義」の対立のようなあれかこれかの二元論ではなく、陰と陽、ハレとケのような、あれとこれといった二項性のことなのだろう、と思いました。2022/04/30

∃.狂茶党

8
神話的な力が、今日(1977年)どのようにみられるか? 質問に答える形で、語られる。 かなりわかりやすいのですが、神話と音楽の類似性を述べたところは、詩の力、言葉の力について掘り下げるべきではないのかな。 無文字と文字を切り分けることも恣意的で、実際の境界はかなり曖昧だったと思われるし。 文字までいかぬ記号の使用や、文字文化の借用などもあったのではないか?日本は文字を(も?)輸入して神話を編んだのだし。 2023/01/18

ヤエガシ

6
2009年に亡くなったクロード・レヴィ=ストロースの著作です。 以下、本文より。 「現在私たちを脅かしているものは、〝オーヴァー・コミュニケーション〟とでも呼びうるものでしょう。つまり、世界のある一点にいて、世界の他の部分でも何が行われているかをすべて正確に知りうるようになる傾向です。ある文化が、真に個性的であり、何かを産み出すためには、その文化とその構成員とが自己の独自性に確信を抱き、さらにある程度までは、他の文化に対して優越感さえ抱かねばなりません。」 とっても、考えさせられる一冊でした。2017/06/04

roughfractus02

4
神話と音楽は、聞く者が脳内で再構成し、多様なバージョンを生み出すことにおいて似ているという著者は、このラジオ講話を書物化した本書の文字を読む読者に、再構成を促すようなテーマを投げかける。本書は、文字の線状性からできた歴史での異なるものとしての未来の観念に、声で語られる神話の同じものの回帰としての未来を並置し、歴史を神話と切り離さずに神話の延長と見る考えを提示する。そこには様々な外的な諸条件に左右され、それに適応しまたは過剰に抗いながら秩序を作り、自己を維持しようとするヒト生命体の文化の諸バージョンがある。2018/08/14

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