内容説明
肩書きはいらない。パイプと犬、友とのたまのむだ話があればいい。定年後の人生を、群れずいばらず、すてきに生きた、大人の男の手になる109編のエッセイ。『さみしいネコ』につづく、「定年文学の旗手」待望の復刊第二弾。
目次
日なたぼっこ
世相ファッション
恩師
ボケ
パッパ党
星の話
カルメン
金貨
犬も歩けば
ノッペラボー〔ほか〕
著者等紹介
早川良一郎[ハヤカワリョウイチロウ]
1919年3月3日、東京生まれ。麻布小学校から麻布中学校へ。中途でロンドン大学に遊学。日本大学文学部仏文科卒業。海洋少年団本部を経て、経団連事務局に勤める。1979年定年退職。『A STUDY OF SMOKING』(199部限定私家版、のちに『けむりのゆくえ』と改題)で第22回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。1991年没
池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県生まれ。ドイツ文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱせり
9
ゆっくりと暮らす定年退職後の著者の暮らし。ときどき皮肉な文章にむむっとすることもあるけれど、おおむね、人の良さそうなご隠居さんの顔が思い浮かんできて、腹をたてるのはやめよう、と思う。控え目な感じだけれど、話せばかなりのインテリさん。ゆったり流れる時間が好き。ゆったりの中での出会いや別れ、会話が好き。2015/09/29
おこげ
1
心豊かになれるエッセイと思ったが、意外に身近な感じの人が書いちゃってるのかしら2013/05/04
7kichi
1
「さみしいネコ 」よりちょいと辛口仕上げ。2008/11/25
とっとって
0
なかなか読み進まない2冊の本を抱え、気分転換になりそうと借りたこの1冊、一晩で読んでしまいました。とにかく面白かった。短編、エッセーは殆ど読みませんが、たまには良いものですね。2012/05/13
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