父が子に語る世界歴史〈2〉中世の世界 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622080121
  • NDC分類 209
  • Cコード C0320

出版社内容情報

はじめの頃は「寛容」を大切にしたイスラム教も、そしてまたキリスト教も、いつしか様子を変えてゆく。やってきたのは、宗教どうしの対立と十字軍に時代、あるいは『アラビアン・ナイト』の時代だった……。7世紀の仏僧、玄奘の17年にわたる大旅行からはじめて、中世の終幕までを語る。

第2巻 目次〔抄〕
ハルシャ王と玄奘/中世のインド/ローマの没落/イスラム教の誕生/アラブ人の遠征/『アラビアン・ナイト』の背景/封建制度/日本の幕府/アメリカのマヤ文明/モヘンジョ・ダロの遺跡/コルドバとグラナダ/十字軍時代のヨーロッパ/アフガン人のインド侵入/デリーの奴隷王朝/チンギス・ハンの大進軍/マルコ・ポーロ、偉大な旅行者/ローマ教会の武装/中世の終幕

全8巻

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Jawaharlal Nehru(ジャワーハルラール・ネルー)
1889年生まれ。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過ごした。この間、ガンディの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに、首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった。1964年歿。おもな著書『自叙伝』(「世界の名著」63、中央公論社、1967)、『インドの発見』(全2巻、岩波書店、1953-56)ほか。

大山聰(おおやま・さとし)訳
1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。訳書 ティボール・メンデ『ネールは主張する』ほか。2002年没。

内容説明

「過去の生き生きした面影を、次つぎとおまえの眼前に再現したい」―イスラム教の誕生、コンスタンティノープル、チンギス・ハンなどを語る30通。

目次

ハルシャ王と玄奘
南インドの諸王と英雄たち
中世のインド
南海の歴史
ローマの没落
イスラム教の誕生
アラブ人の遠征
『アラビアン・ナイト』の背景
インドにおけるイスラム攻勢
ヨーロッパ諸民族の形成〔ほか〕

著者等紹介

ネルー,ジャワーハルラール[ネルー,ジャワーハルラール][Nehru,Jawaharlal]
1889‐1964。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過した。この間、ガンディーの不服従非暴力運動にも協力した。49年連邦首相会議、55年憲法の成立、51年インド経済5カ年計画、54年ジュネーヴ会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった

大山聡[オオヤマサトシ]
1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文芸学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。2002年没
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感想・レビュー

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がんぞ

3
インドの大グプタ王朝は解消し北部にはたくさんの国家がうまれたが、南方ではチャールキヤ帝国が建った。そこへ玄奘が訪問、仏教文化の頂点。肉食忌避はその前から普通だった。この巻の一貫したテーマは《イスラムの挑戦と変質》、開教から数世紀を経て教派も分裂し国家も別れたが、中央アジアのイスラムが北部に侵入し仏教寺院を破壊した…もとはと言えば、ヒンドゥー文化の停滞によるものだった…/ジンギスカン、モンゴルの大攻勢/戦争ばかりしているヨーロッパは、そのエネルギーを「異境への憧れ」に爆発させルネサンスが始まり、中世は終わる2018/08/04

白義

1
世界中世史概観。特にモンゴル、イスラムが主役。当たり前の話なのだが、この当時ヨーロッパは地味な存在だったのだなあ。世界の各地域をバランスよく紹介していて新鮮。しかし人類はいろいろな道を歩んだものだ。1000年近いスケールで見れば、今起こっている苦難もまた、その一駒に過ぎないのかもと思えてくる。気休め程度だがかなり勇気をもらい、癒しになった2011/03/16

naoto

0
ネルーの語る?世界史第2巻。中世のヨーロッパ、中東、東アジア、東南アジア、アメリカ大陸も少し。中世はやはり、ユーラシア大陸を席巻したモンゴル抜きには語れないですね。ヨーロッパに度々侵入するアジア系民族、中国に押し出された結果という視点はなかったな。2014/06/08

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