- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
出版社内容情報
2004年初版刊行、圧倒的な評価と支持を受けながら長らく品切にしていた、オーストリアの特異な作家の代表的長編小説を新たに刊行
2004年に上下本として刊行され、圧倒的な評価と支持を受けながら、長らく品切れにしていた、オーストリアの作家トーマス・ベルンハルトの代表的長編小説『消去』を、ここに一巻にして新たに刊行。主人公フランツ‐ヨーゼフ・ムーラウが両親と兄の死を告げる電報を受け取るローマの章「電報」と、主人公が葬儀のために訪れる故郷ヴォルフスエックを描く章「遺書」からなる本書は、反復と間接話法を多用した独特の文体で、読者を圧倒する。ベケットの再来、あるいは文学界のグレン・グールドと評価されるベルンハルトとは、いったい誰なのか。
※2004年、シリーズ《lettres》の上下本として刊行し、圧倒的な評価と支持を受けながら、長らく品切れにしていた、ドイツ語圏の最重要作家ベルンハルトの主著を、ここに一巻にして新たに刊行。
内容説明
孤高の作家が生んだ比類なき、怒涛の長編。主人公フランツ‐ヨーゼフ・ムーラウが両親と兄の死を告げる電報を受け取るローマの章「電報」と、主人公が葬儀のために訪れる故郷ヴォルフスエックを描く章「遺書」からなる本書は、反復と間接話法を多用した独特の文体で、読者を圧倒する。
著者等紹介
ベルンハルト,トーマス[ベルンハルト,トーマス] [Bernhard,Thomas]
1931‐1989。20世紀のオーストリア文学のみならず世界文学を代表する作家・劇作家。1931年2月オランダのマーストリヒト近傍に生まれる。1957年に詩集『地上にて地獄にて』でデビュー。エッセー集『私のもらった文学賞』(2009)は、ビューヒナー賞はじめ、自分の受けた文学賞のうち9つの賞をテーマに自伝的コンテクストを盛り込んであざやかに仕立て上げた作品(邦訳みすず書房、2014)
池田信雄[イケダノブオ]
1947年東京に生まれる。東京大学名誉教授。ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
かんやん
三柴ゆよし
春ドーナツ
ケイトKATE