ヘンリー・ソロー 野生の学舎

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ヘンリー・ソロー 野生の学舎

  • 今福 龍太【著】
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • みすず書房(2016/07発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 275,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622079781
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1010

出版社内容情報

歩くこと、孤独、自然…。遺された膨大な日記や断片的なテクストから、謎の多い思想家のエッセンスをそっと手渡す。〈私は、けたたましい声で笑うアビやウォールデン湖そのものとおなじように、少しもさびしくはない。ほう、あんな孤独な湖にどんな仲間がいるのかね? ところが、あの群青の湖水のなかには、青い陰気な悪魔ではなくて、青い衣の天使が住んでいるのだ。太陽だってひとりである。〉(『ウォールデン』)

アメリカでもっとも著名で独創的な思想家、ヘンリー・ソロー。ウォールデン湖畔に自ら建てた小屋で自給自足し、森を毎日何時間も歩く、たった独りの生活を送った。奴隷制に反対し、2冊の本を刊行し、44歳で生涯を終えた。森で結実したその思索は、現代社会の危機とそこに生きる人間のありかたを示唆し、世界に大きな影響を与えた。
謎に満ちたこの思想家の学舎に、私たちは招かれている。歩くこと、孤独、自然、市民、共同体…『コンコード川とメリマック川の一週間』『ウォールデン』『散策』『メインの森』『ケープコッド』『社会改革論集』そして膨大な日記に誘われ、本書はその思索のエッセンスを発見する。急激な産業化と社会の激動の中で、真に自由な生き方を考え続けたソローのすべてをそっと手渡す一書。


I まっ白なノート
II 定住する旅人
III 意志あるものとしての野生
IV より高次の法
V 死者たちの岸辺
VI 翼ある思想
VII 書かれない書物
VIII 音楽と沈黙
IX 孤独であることの華やぎ
X たったひとりの共同体
XI 思索の矢尻とともに
XII 霧の子供たちのなかへ

後記
書誌

今福龍太[イマフクリュウタ]
1955年生まれ。文化人類学者・批評家。東京外国語大学教授。1980年代初頭よりメキシコ、キューバ、ブラジル、アメリカ南西部に滞在し調査研究に従事。サンパウロ大学、サンパウロ・カトリック大学などで客員教授を歴任。2002年より奄美群島において巡礼型の野外学舎「奄美自由大学」を主宰。

内容説明

歩くこと、孤独、自然…急激な産業化の中で森を遊歩し、真に自由な生き方を考え抜いたソロー。膨大なテクストを読み解き、その思索のエッセンスを手渡す初めての書物。

目次

まっ白なノート
定住する旅人
意志あるものとしての野生
より高次の法
死者たちの岸辺
翼ある思想
書かれない書物
音楽と沈黙
孤独であることの華やぎ
たったひとりの共同体
思索の矢尻とともに
霧の子供たちのなかへ

著者等紹介

今福龍太[イマフクリュウタ]
1955年生まれ。文化人類学者・批評家。東京外国語大学教授。1980年代初頭よりメキシコ、キューバ、ブラジル、アメリカ南西部に滞在し調査研究に従事。サンパウロ大学、サンパウロ・カトリック大学などで客員教授を歴任。2002年より奄美群島において巡礼型の野外学舎「奄美自由大学」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かつみす

5
自然を愛した19世紀アメリカの文学者ソロー。その彼の著作や膨大な日記に触れつつ、その生き方や思想が今日に問いかけるものを示す。規則・法・効用性や実利的知識を重んじる社会のありように対してソローがどのように抗ったかが、柔らかで魅力的な文章で語られていく。生徒に鞭を振るうことを余儀なくされ、その直後に教職を辞してしまうエピソードや、〈たった一人の共同体〉という独特の考えがとりわけ印象に残った。筆者のソローに対する思い入れや敬愛が伝わる良書。愛読されているという遺作の『歩く』をわたしも機会があれば読んでみたい。2020/02/09

tamaph

3
ソローが森の中で矢尻をその手に掴んだように、私がこの本を読み終わったその時間が、はからずもアメリカ時間ではソローの155年目の命日であったことに、私なりに汲むものがあった。霧のたちこめる森の只中で自由な思索の海にまどろみ、たったひとりの共同体として外界と関与していく歓びと勇気を与えられたことに、感謝しながら。2017/05/07

chuji

1
久喜市立中央図書館の本。2016年7月初版。初出みすず書房のPR誌「みすず」2014年8月号~2015年11月号にかけて12回連載された今福龍太氏のエッセイ集。ヘンリー・ソローの思想、人となりを様々な角度から読み解いている。第68回読売文学賞(随筆・紀行賞)受賞。図書室の特設コーナーにあった本。この様な本に出会えるのが図書室です❗税抜き3,800円もするので小遣いではとても買えません❗2018/05/08

呑芙庵

1
今日の京都での会にあわせて再読。ジョンケージとの絡み合いが素晴らしい。/美しい言葉遊び(言葉遊びは根源への道である。遡求ではなく開方として)、歩き方、ベンヤミンを彷彿とさせた。ソローとベンヤミン、と、2人がどこかで出会っていたら、と思ってしまう。でも、今福龍太において、わたしにおいて、出会ってるとも言えるかもしれないな。/英語をまたちゃんとやりたい(英語学として)と思った。(個人的感想すぎて読書メーターにのせるの申し訳ない2017/06/04

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