出版社内容情報
「くろまめ ぴかぴか あまい まめ。まめまめしく くらせますように」「きんとん きんかん きんいろ こがね。おかねが いっぱい たまりますように」など、おせち料理を美しい絵でひとつひとつ紹介しながら、そこに込められた願いをリズミカルなことばで伝える絵本です。 時代も変わり、おせち料理もバラエティーに富んでいますが、今も昔も人々の願いは同じ。改めて日本の伝統食・おせち料理の良さを味わえる一冊です。
内容説明
読んであげるなら4才から。自分で読むなら小学校初級むき。
著者等紹介
内田有美[ウチダユミ]
神奈川県生まれ。デザイン事務所勤務後、フリーランスで活動。雑誌や書籍、広告などの仕事のほか、個展での作品発表も行っている
満留邦子[ミツドメクニコ]
料理研究家、管理栄養士。書籍、雑誌、新聞、「あさイチ」や「3分クッキング」などテレビ番組出演、料理教室など、食に関わるさまざまなシーンで活躍
三浦康子[ミウラヤスコ]
和文化研究家。「行事育」提唱者としても注目されており、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Webなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
146
内田 有美、初読です。おせち料理の意義、奥の深さを学ばせてくれる一品、現在多種多様なおせち料理が出ていますが、ほとんどが邪道だと思われます(笑) https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=76172024/11/22
もんらっしぇ
93
プレゼント用に購入…きちんとした「おせち料理」…もはや食べなくなって幾年月(>_<)時代の変遷と共に、今はおせち料理もバラエティーに富み洋風・中華なんでも御座れでお店で購入・お取り寄せの世の中ですけど…いやいやそもそも「黒豆」や「数の子」は何故入っている?鰯の子が何故「たづくり」と言うの?などなど大人でも知らない方々増えているのでは?これは良書ですね♪驚くべきはとても繊細なタッチで一見写真のようですが、内田有美さんが精緻な筆使いで描く「絵本」です。見ているだけで涎がでますw 2024/12/13
ぽてちゅう
31
何気なく作っていた、買っていた、食べていた『おせち』。新しい年を祝うにふさわしい、料理のひとつひとつに込められた願いを改めて教えてくれる絵本です。絵は写真と見間違うほど精緻に描かれており、文は楽しいお正月を盛り上げるかのようにリズミカル。みんな揃ったおせちを食べたことがあるのか定かじゃないけど、これだけは外せないものはある。私の推しである「伊達巻」にはどんな願いが込められているのかな?「巻物は昔の本。本を読んで賢くなりますように」うーん、ぴったり♡ますます読書に励まなくっちゃと思う2025年読書メーター。2025/01/21
ゆみのすけ
30
新年1冊目はこちらの絵本。写真のように見えるが、すべて絵。黒豆、田作り、かまぼこ、伊達巻、昆布巻き、金柑などおせちの食べ物がすべて繊細で柔らかいタッチの絵で描かれ、そこにおせち料理一つ一つに込められた意味が添えられている。里芋の切り方にも意味があったのか。くわい、松風焼きはうちのおせちにはないなあ。とか、発見があり、もちろん勉強にもなり、面白かった。2025/01/01
金吾庄左ェ門
26
写真なのか絵なのか本当に判断するのに迷います。私の親からは、正月にお重に入れたら何でも「おせち」と聞かされていたので、改めておせち料理の由来や意義について学ばせていただきました。田作りの説明は廃棄食材だったのでは?と考えたのはナイショです。2024/12/07
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