出版社内容情報
木曽で育った源氏の貴種。平氏を都から追い払うが、頼朝の派遣軍に敗れた。その悲劇の生涯を、『平家物語』諸本に光を当て描く。以仁王(もちひとおう)の令旨(りょうじ)を得て木曽で挙兵した義仲。北陸を席巻し平氏を都から追い払うが、後白河法皇に厭まれ頼朝の派遣軍に敗れた。時代に翻弄された悲劇の生涯を、『平家物語』諸本に光を当てつつ北陸の武士や地理と併せ描く。
駒王丸(大倉館/薄幸の孤児/木曽へ隠れる/関東と信州/木曽次郎義仲/源仲家)/木曽谷の旗挙げ(義仲と中原一族/旗挙げ/市原の戦/上野進出/越後の城氏/義仲の陣営/横田河原の合戦/北陸武士の動向)/倶利伽羅の合戦(義仲、危機一髪/不和の背景/志水冠者義高/平家の北陸快進撃/般若野の衝突/義仲の作戦/倶利伽羅の合戦/勝利に蔭にひそむもの/敗軍の集結/篠原の挽歌/斎藤別当実盛/木曽武者と「かり武者」/平軍帰洛)/義仲上洛(大夫房覚明/山門工作/叡山の返牒/義仲と覚明/一門評定/法皇雲隠れ/後白河法皇/平家都落ち/哀愁の武者/義仲上洛)/旭将軍(義仲の栄進/自然児/義仲の栄進/自然児/義仲と行家/北陸宮/武士の洛中狼藉/十月宣旨/頼朝の手腕/水島の敗戦/法住寺殿の焼打ち/宇治川の戦い/旭将軍の末路/木曽殿最期/乳母子/木曽の家)/木曽義仲年譜/『木曽義仲』を読む…長村祥知
下出 積與[シモデ セキヨ]
内容説明
以仁王の令旨を得て木曽で挙兵した義仲。北陸を席巻し平氏を都から追い払うが、後白河法皇に厭まれ頼朝の派遣軍に敗れた。時代に翻弄された悲劇の生涯を、『平家物語』諸本に光を当てつつ北陸の武士や地理と併せ描く。
目次
駒王丸(大倉館;薄幸の孤児 ほか)
木曽谷の旗挙げ(義仲と中原一族;旗挙げ ほか)
倶利伽羅の合戦(義仲、危機一髪;不和の背景 ほか)
義仲上洛(大夫房覚明;山門工作 ほか)
旭将軍(義仲の栄進;自然児 ほか)
著者等紹介
下出積與[シモデセキヨ]
1919年石川県に生まれる。1941年東京帝国大学文学部国史学科卒業。金沢大学教授、明治大学教授を歴任。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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