拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう

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  • サイズ B6判/ページ数 257,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622079378
  • NDC分類 016.2
  • Cコード C0000

出版社内容情報

SNSの普及・発達につれ人はもっと図書館を必要とするだろう。人の居場所、コミュニケーションの広場としての新しい図書館像を提示

『知の広場』(2011年小社刊)の著者、イタリアの図書館アドバイザー、アントネッラ・アンニョリの図書館論、第2弾。SNSの時代にあって、人びとのコミュニケーションの広場としての新しい図書館をつくるには?職員、蔵書、建物、設備・調度・サインなど、実現のための具体的な例とアドバイスが満載。「私たちは今後ますます図書館が必要となるのである。もちろんそれは新しいコンセプトの図書館でなければならない。半世紀後の2066年には、iPadはすでに忘れ去られて久しいだろう(あるいは、洗濯機のような日常品として「吸収」されているだろう)が、図書館は今よりずっと必要とされ、図書館員の需要も増していると私は確信する」

拝啓、市長さま

第 I 部 拝啓市長さま、こんな図書館をつくりましょう
  はじめに
第1章 共有財産としての図書館
みんなの図書館? それともみんなのGoogle?
Googleに向きあうパロマー氏
Facebook, Twitter, Wikipedia
学校、図書館、アンニョロッティ
図書館と寛容
図書館と経済危機

第2章 レンガ、書架、電子書籍
お金がない!
すべてのサービスが揃う屋根のある広場
建物について
計画
市民とともに図書館を創る

第 II 部 新しい「知の広場」
  はじめに
第3章 私がほしい図書館  
未来はわれらのもの
永続する機関としての図書館
社交場としての図書館
平等の場としての図書館
文化経済学における図書館
ライダーは本を読まない?
市民を参加させる
新しい「知の広場」
一つの場所に多数のサービスを
     
第4章 「みんなの図書館」のつくり方 
ヤリッパナ市図書館
拝啓 図書館員さま、建築家さま、市役所整備係さま
防音設備
空間の利用法
運営について
空間と人
ネジとボルト
海外での5つの事例
     1 アルメレ図書館――書店のような図書館
     2 デルフト――創造力がつまった図書館
     3 パリ――やる気溢れる若い職員がいる図書館
     4 明治大学図書館和泉図書館――地域に開かれた図書館
     5 武雄市図書館――図書館と書店の共存は可能か?

第 III 部 子どものための図書館(0歳から13歳まで)

「子ども」が存在しなかった頃
今日の子どものための図書館
早すぎることは決してない(0歳から5歳)
注文の多い小さな客(6歳から13歳)
ヤングアダルト
大人
計画

拝啓  市長さま

補遺 アントネッラさんに訊いてみよう!(シブヤ大学の授業における学生からの質問への回答)
謝辞
訳者あとがき
参考文献

内容説明

インターネットの時代にこそ求められる公共図書館とは?世界の創造的な参考例を示しながら「知の広場」としての新しい図書館像を提案する。

目次

第1部 拝啓 市長さま、こんな図書館をつくりましょう(共有財産としての図書館;レンガ、書架、電子書籍)
第2部 新しい「知の広場」(私がほしい図書館;「みんなの図書館」のつくり方)
第3部 子どものための図書館(0歳から13歳)(「子ども」が存在しなかった頃;今日の子どものための図書館;早すぎることは決してない(0歳から5歳)
注文の多い小さな客(6歳から13歳)
ヤングアダルト
大人
計画)
補遺 アントネッラさんに訊いてみよう!

著者等紹介

アンニョリ,アントネッラ[アンニョリ,アントネッラ] [Agnoli,Antonella]
ボローニャ在住。1977年ヴェネツィアの地方都市スピネアに子どものための図書館を開館させ、2000年まで館長を務める。2001年には、ペーザロ市の新しい図書館“サン・ジョヴァンニ”の館長としてその計画・実現にたずさわる。2009年からは、図書館計画のアドバイザーとして、数多くの図書館と協働しており、ロンドンの“アイデア・ストア”では子ども部門を担当した

萱野有美[カヤノユウミ]
1975年生まれ。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

54
現在の図書館での主な業務は本の貸出です。しかし今後は社会的(福祉も含め)な『知の広場』を形成し、高齢者やホームレスを受け入れ、様々なサービスで「市民の自立」を支えていくだろうと著者は論じています。インターネットがどんなに蔓延っても、図書館にしか担えない役割がここに存在する。市民を孤立から救い人間としての次元を取り戻させる…、そんな拠り所になるよう図書館に期待したい。だから市長さんには、市民の声に耳を傾けてもらわなければ。参加型の知の社会を、私たちの手で創造するために。図書館の未来を憂う方へ届けたい本です2016/07/21

おおにし

22
私もわが町の市長さまに、一言いいたいことがある。少しは図書館に関心を持ちなさい。少なくとも1度は図書館へ行って自分の貸出カードを作りなさいと。さて、著者は市長にどんな図書館を提案しているのかと、読み始めて驚いた。2011年に最低1冊の本を読んだイタリア人は人口の50%以下。1か月に1冊本をかった人は3人に1人だそうだ。イタリア人の活字離れはかなり深刻のようだ。活字離れが手遅れにならないよう、イタリアの図書館、頑張れとエールを送りたい。本書には世界各国の素敵な図書館の写真が掲載されていて、一見の価値あり。2016/06/30

けい

21
居住地の図書館が新しくなる計画が持ち上がっており、どんな図書館を望むか、広く市民の声を聴いて反映させていきたいとのことでワークショップが複数回予定されている。そのための参考に。ちなみに、表紙の写真のように、ハンモックに寝転がって本を読みたい、という意見も出ていた。2018/03/04

さすらいのアリクイ

19
メモしたくなる箇所が多いです。イタリアで図書館作りのお仕事をされている方が書かれた図書館の本。図書館の立地、役割。図書館の利用者を考えることの大事さ、インターネット、iPadなど図書館と役割が競合する可能性があるものの未来予想、付き合い方など。スーパーやコンビニの出店計画書を読んでいるような感じ。読んでいると今の図書館のままでは競合する何かに負けてしまう、図書館の長所は生かし、まだやってないことの可能性を色々追求することで図書館も生き、図書館を使う人もいい生活を送れる、という提案が書かれているのかなと。2016/10/30

鳩羽

16
ステレオタイプな図書館像ではなく、おしゃべりや意見を言い合える広場のような、もしくはインターネットにアクセスできる権利を守るような、不確かで流動的な情報の中から安定した知識を見つけ出し、集積的な学びを生涯にわたって行えるような、そんな新しい図書館論を展開する著者の二作目。資料の収集・保存よりも、全市民に開かれていること、どんな活動でもできるような自由でフレキシブルな空間、居心地の良さ、市民のボランティア活動という贈与を存分に活かせる場の設定、という感じだろうか。2016/05/23

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