出版社内容情報
没後25年人気再燃中のチャトウィン長編小説。ウェールズの寒村に激動の20世紀を時間を止め80歳まで生きる双子と村人の感動物語
没後25年人気再燃中のチャトウィンの唯一にして古典の風格を帯びる長編小説、待望の翻訳。ウェールズ/イングランド境界の寒村に20世紀の到来と同時に生まれ一卵性双生児ルイスとベンジャミン。二度の世界大戦、飛行機や自動車の発展、辺境にまで忍び寄る近代化と消費社会……そのなかで村という小宇宙を時間を止めて何も変えずに二人は生きてゆく。『パタゴニア』『ウィダの総督』に続き「旅などしたことのない人たち」を描く感動作。
内容説明
双子の兄弟ルイスとベンジャミンが生まれて激動の20世紀が始まった。ウェールズの小さな村の百年記。彗星の如く現れ消えたチャトウィンが遺した現代の古典。
著者等紹介
チャトウィン,ブルース[チャトウィン,ブルース] [Chatwin,Bruce]
イギリスの作家。1940年5月13日シェフィールド生まれ。美術品国際競売会社サザビーズに勤務後、エジンバラ大学で考古学を修め、新聞雑誌の特派員記者経験を経て作家となる。第一作『パタゴニア』(1977)から数々の賞を受け絶賛された。1989年1月18日に死去
栩木伸明[トチギノブアキ]
1958年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。主な著書に『アイルランドモノ語り』(みすず書房、第65回読売文学賞随筆・紀行賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅はこべ
こばまり
HANA
KAZOO
白のヒメ
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