フロイトの脱出

個数:
  • ポイントキャンペーン

フロイトの脱出

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月27日 00時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 406,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622077961
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1011

出版社内容情報

フロイトはいかにナチスから逃れ、ロンドンへと脱出したのか? 近年公開された新資料をふまえナチス時代を懸命に生き抜く姿を描く。

精神分析の開祖・フロイトはいかにナチスから逃れ、ロンドンへと脱出したのか? 82歳の高齢で亡命するだけの資金もないフロイトがウィーンを発つまでの日々を辿っていくと、あるナチスの委員(コミッサー)の存在が浮かび上がってくる――。近年公開された新たな文書をふまえてフロイトが精神分析学史に遺した功績に触れながら、ナチスドイツの時代を懸命に生き抜く姿を描く。

謝辞
著者の覚書
第一章 憎悪の官僚制
第二章 伝記および閲覧制限つき公文書
第三章 精神分析家の作られかた
第四章 セックス、子ども、家族の秘密
第五章 ナチスの台頭
第六章 詩人と分析家
第七章 フロイトの八十歳の誕生日
第八章 茶碗の中の世界史:オーストリア併合
第九章 フロイトの生涯における最悪の日
第十章 アントン・ザウアーヴァルト
第十一章 自由
第十二章 『モーセという男と一神教』
第十三章 最後の言葉、最後の闘い
第十四章 戦後:一九四〇年から一九五〇年におけるドイツとオーストリアの精神分析
第十五章 秘密の銀行口座
付録一 登場人物一覧
付録二 閲覧制限ファイル
文献

内容説明

ジークムント・フロイトはいかにナチスのはびこるウィーンから脱出し、ロンドンへと逃れたのか?本書はフロイトの晩年に重点を置き、ロンドンへの脱出の顛末をつづったノンフィクションである。82歳の高齢で亡命するだけの資金もない精神分析家がウィーンを発つまでの日々を辿っていくと、あるひとりの男の存在が浮かび上がってくる―フロイト家の不正蓄財を管理するべくナチスから派遣された将校、アントン・ザウアーヴァルトである。これまでに数々の伝記で語られてきたフロイト像を検証し、フロイトが精神分析学史に遺した功績に触れながら、物語はフロイト家とザウアーヴァルトをめぐる謎の解明へと収斂されていく。

目次

憎悪の官僚制
伝記および閲覧制限つき文書
精神分析家のつくられかた
セックス、子どもたち、家族の秘密
ナチスの台頭
詩人と分析家
フロイトの八十歳の誕生日
茶碗の中の世界史―オーストリア併合
フロイトの生涯における最悪の日
アントン・ザウアーヴァルト
自由
『モーセという男と一神教』
最後の言葉、最後の闘い
戦後―一九四〇年から一九五〇年におけるドイツとオーストリアの精神分析
秘密の銀行口座

著者等紹介

コーエン,デヴィッド[コーエン,デヴィッド] [Cohen,David]
1946‐。オックスフォード大学で心理学を学ぶ。心理学博士。心理学者として著書を書くと同時に、雑誌『心理学ニュース』を創刊して編集長を務め、ジャーナリストとして映画・テレビ番組の制作にもあたってきた

高砂美樹[タカスナミキ]
1962年茨城県生まれ。1991年筑波大学心理学研究科修了。学術博士。現在、東京国際大学人間社会学部教授。心理学史・神経科学史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

18
フロイトは人生の終わりに近づいた頃、 自分の結婚生活は非常に幸せであったと 記していた(55頁)。 アインシュタインはフロイト50歳の誕生日 を祝ったという(221頁)。 フロイトは成功と失敗、不安について強調する。 自殺するのは、生きたい意志が反転しているから。 家族に自殺した人を助けられなかったことを 思い起こす(350頁)。 社会のしくみ(構造)が自殺に仕向ける面も あるのではないだろうか? 2014/04/16

またの名

5
「お金がない」「金がなくて大変です」と始終フロイトが財政難を主張してうるさい。時代を象徴する大賢人でも困窮せざるを得ないドン底な経済不況の波はファシズムへの期待感を社会に広げ、ヒトラー政権が誕生しゲシュタポが家宅に押し入って無言のまま見守るフロイトの前で現金やパスポートを押収。ただしザウアーヴァルトという名の一人のナチが監視対象者の著作を読み込むうちに、奇妙な思考の変化を経験したらしくフロイト家の機密書類の秘匿および国外亡命に手を貸してしまう。記述に疑問な点も多いが読者を惹きつけるストーリーが沢山の伝記。2022/08/30

yoyogi kazuo

1
英国人に特有の皮肉の利きすぎた文章で読みづらい。解説にも書いてあるが著者の知識が浅く内容もあまり信用が置けず真剣に読むに値しない。2023/02/19

くりすたん

0
フロイトの晩年の中の、特にナチスとの関わりが触れてあった。他のフロイト伝を全く読んだことがないから読むのが少し大変だった。ただ読むことでただフロイトの理論を科学的でないとケチをつける以外の視点を身に付けられと思う。2016/02/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7790551
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。