出版社内容情報
裕仁親王の結婚をめぐる「宮中某重大事件」はじめ、大戦間期という変動期の政治家、官僚、国家主義者、宮中の真相を詳細に描く。
裕仁親王の結婚をめぐる「宮中某重大事件」はじめ、大戦間期という変動期の政治家、官僚、国家主義者、宮中の真相を詳細に描く。
内容説明
第一次世界大戦後の大転換の時代、政治家や官僚、宮中は何を模索していたのか。裕仁親王の結婚をめぐる「宮中某重大事件」はじめ、人物群像から見る時代の真相。
目次
幣原外交の時代―序にかえて
第1部 昭和天皇(皇太子裕仁親王)をめぐる人々(裕仁親王の外遊と結婚;裕仁親王の結婚に躊躇する貞明皇后;昭和天皇の二度にわたる田中首相叱責と鈴木貫太郎―満州某重大事件をめぐって;昭和天皇の浜口首相にたいする好意的思召―宮中減俸問題をめぐって)
第2部 浜口雄幸の虚像と実像(浜口雄幸―その人と生涯;加藤高明、浜口雄幸と土佐;浜口雄幸の「清廉潔白」さ―そのイメージをめぐって)
第3部 大戦間期に躍動した人々(田中義一―陸軍大将から政党総裁へ、「状況創出」のおらが宰相;宇垣一成―総理の座を掴み損ねた「政界の惑星」;幣原喜重郎―国益を踏まえ、理想の灯を掲げた現実主義者;森格―実業界から政界へ、異彩を放つ国家本位の政治家;小磯国昭―国務と統帥の調和を求め、休戦和平を模索した武人宰相;竹下勇―皇太子外遊に供奉した海軍軍人;内田良平―「国士」の憂国)
著者等紹介
黒沢文貴[クロサワフミタカ]
1953年東京に生まれる。1984年上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(法学)。宮内庁書陵部編修課主任研究官を経て、東京女子大学現代教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Miyoshi Hirotaka