映画もまた編集である―ウォルター・マーチとの対話

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映画もまた編集である―ウォルター・マーチとの対話

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  • サイズ A5判/ページ数 355,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622076070
  • NDC分類 778.4
  • Cコード C0074

出版社内容情報

《ゴッドファーザー》等を手掛けた稀代の映画・音響編集者がブッカー賞作家との絶妙の対話で映画編集の創造性のすべてを語り尽くす。

内容説明

『ゴッドファーザー』等を手がけた稀代の映像・音響編集者ウォルター・マーチとブッカー賞作家が語らい、名画を演出した編集の意匠を説き明かす。忘れ難いシーンの制作秘話、聴覚的「空間」の作り方、天才O・ウェルズのビジョンを再現する『黒い罠』修正の逸話…。

目次

FIRST CONVERSATION―サンフランシスコ(なんでもないような音;高校生の胸の内 ほか)
SECOND CONVERSATION―ロサンジェルス(車輪の発明とそのタイミング;殺しの音楽 ほか)
THIRD CONVERSATION―ニューヨーク・シティ(『カンバセーション…盗聴…』の編集;目に見えないパートナー ほか)
FOURTH CONVERSATION―サンフランシスコ(影響;ネガティブ版20の質問ゲーム ほか)
LAST CONVERSATION―トロント(喜ばしい不満;『オズ』の脚本執筆 ほか)

著者等紹介

オンダーチェ,マイケル[オンダーチェ,マイケル][Ondaatje,Michael]
スリランカ、コロンボ生まれのカナダの小説家、詩人。1943年、オランダ人、タミル人、シンハラ人混血の富裕な地主階級の家庭に生まれ、11歳で英国に移住。ロンドンのパブリックスクールを経て、62年にカナダへ移住し、市民権を得ている。The English Patient(『イギリス人の患者』土屋政雄訳、新潮社)で1992年の英国ブッカー賞を受賞。小説、詩集をはじめとする著作のほか、文芸誌Brichを受賞。小説、詩集をはじめとする著作のほか、文芸誌Brickを刊行、過去にはドキュメンタリー映画作品も手掛けている

吉田俊太郎[ヨシダシュンタロウ]
翻訳家。1965年東京都生まれ。早稲田大卒。90年代には英国に拠点を置き、日本のテレビ局向けドキュメンタリー番組制作にディレクターとして参加した。現在は英国と日本を頻繁に行き来しながら、映画・映蔵芸術を中心分野に翻訳活動をしている。十数冊の訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゃれら

22
小説「イギリス人の患者」と映画「イングリッシュ・ペイシェント」は、ストーリーやキャラが結構違っているのだが、本書は作家が映画の編集担当にインタビューしたもの。お互いの尊敬と友情を土台にクリエイティブとは何かを縦横無尽に語り合うエネルギー溢れる対談だ。原作と映像作品の一つの理想的な関係がここにある。インタビュイーのウォルター・マーチは、「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」「ジュリア」などの編集も手掛けたスゴい人ということで、びっくりするような編集エピソードが語られるシーンを見返したりするのが楽しい。2024/02/19

こうすけ

21
ずっと積ん読状態だったが、読み出すと面白かった。ゴッドファーザー、地獄の黙示録などのコッポラ作品を多く手がけ、映画編集者としては恐らく世界で最も著名な人物ウォルター・マーチのインタビュー。聞き手も『イングリッシュ・ペイシェント』の作家で、話の膨らみ方が面白い。職人だからこそ語れる哲学。一時はワイン業者になっていたコッポラが、今ようやく最新作の大作映画に取り組んでいるようで、マーチも編集で参加するだろう。そろそろシリーズものじゃない大作モノが見たい。2021/11/06

29square

9
映画編集者として伝説的な存在のマーチと「イングリッシュペイシェント」の著者オンダーチェとの対話録。 それだけでもう判る、絶対面白いやつやん! ゴッドファーザー、存在の耐えられない軽さ、地獄の黙示録といった弩級の名作を肴に、解剖医師や建築技師のように冷徹に、或は天体観測する少年のように愉しげに盛り上がる。対談モノとして、また創作論として過去イチ面白く読んだ。2023/01/15

らい

7
博識な対談でとても楽しめた。映画作りって巨大な産業だなと改めてかんじた。〈オズ〉を撮ったときの話をしていて、一度進むと止められない撮影の性質や、ストーリーとは無関係に撮られるシーンなど、言われてみれば大変な作業だなあ。たまたまこの本を読んでる最中に一本邦画をみて、ショットや音楽に注目していたら、なんか見るに耐えないものに感じてしまった。これから映画をみる視野が根本的に変わって広がりそう。2019/05/15

algon

6
映画というのはフィルムの壮大なコラージュという事を再認識。「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」等、映画業界の中での著名編集人ウォルタ・マーチと小説家マイケル・オンダーチェの対談集。ハイレベルな話で読解力がついていけない箇所も多々あるのだが、漫然と見ていた映画に如何に高度な創造力、構成力、知力、芸術全般への知識、それらを駆使しても尚期待する偶然の効果、等々がちりばめられているか目から鱗…的な認識が得られた。監督に代表される映画の評価だが編集分野の圧倒的多彩さには驚く。映画好きだが改めて良い勉強になりました。2024/10/30

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