内容説明
ロンドン・東京・香港を拠点に、世界を、アジアを、“アジアからみえる日本”を注視するジャーナリストから届いた55通。過去と未来の間への省察録(2005‐2009)。
目次
米欧回覧実記
夢判断
美味礼賛
八十日間世界一周
チャタレー夫人の恋人
パリは燃えているか?
倫敦!倫敦?
広場の孤独
クリオの顔
中国=文化と思想〔ほか〕
著者等紹介
外岡秀俊[ソトオカヒデトシ]
1953年札幌市に生まれる。1977年東京大学法学部卒業。同年朝日新聞社入社。社会部、外報部、ヨーロッパ総局長、東京本社編集局長などを経て、現在は同社編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
3
13-57.60赤13.今、日本は大きな閉そく感と混迷と縮小の怯えに震えている。その遠因を近代の「脱亜入欧」に遡って問い直すことが求められている。米国の植民地としての米国の言う「極東」としての大きくなり過ぎた経済の身の置き所とは。「トヨタ」の怯え、迷走が合わせ鏡に写るものは・ロンドン・東京・香港を拠点に、世界、アジア、そして日本をみつめる著者が届け続けた55通の手紙。ジャナリストとしての取材の緻密さと論理構成、文学的筆力と想像力が合わさった、過去と未来の間への省察。NHKの扇動TV.竜馬で白痴化、喝2010/04/15