中世の幽霊―西欧社会における生者と死者

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  • サイズ A5判/ページ数 388p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622075165
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C1022

内容説明

忘れたい生者の意志に逆らうかのように、死者は反抗的にふるまい、夢に侵入し、思い出をよびさまし、家に取り憑く。西欧のイマジネールをめぐる社会史に新たな分野を拓く、歴史人類学の名著。

目次

第1章 幽霊の抑圧
第2章 死者を夢に見る
第3章 幽霊の侵入
第4章 驚くべき死者たち
第5章 ヘルレキヌスの一党
第6章 飼いならされたイマジネール?
第7章 死者と権力
第8章 時間、空間、社会
第9章 幽霊を描く
結論

著者等紹介

シュミット,ジャン=クロード[シュミット,ジャンクロード][Schmitt,Jean‐Claude]
フランスの歴史家。「アナール学派」第4世代に属する中世史家。1946年コルマール生まれ。古文書学校を卒業後、リセ・シャルルマーニュ、高等実習研究院第六部門講師を経て、社会科学高等研究院教授

小林宜子[コバヤシヨシコ]
1990年、東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。米国コーネル大学大学院で博士号(英文学)取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は中世・初期近代英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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陽香

0
201002202013/02/03

鳩羽

0
本来個人的な生者と死者の遭遇は、夢といった曖昧なものではなく幻視とされ、確かに起こった事として記録された。死者との対話は、死後の準備や来世のために今身を清く慎むことのための物語として、利用されてきたのだ。……思ってたよりずっと、狭くて深い学術書でした。もう少し楽しめるかと思ってたのですが。2010/05/05

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