目次
本書の課題と主として活用する史料
第1編 都市の行政とその手続きの確立(江戸の行政とその手続きの確立―「記事条例」における「欠落」「久離」等を手掛かりとして;補論1 「言上帳」における幕府役人・諸大名等の「追放刑」の報告記録とその理由;近世中・後期の江戸における捨子と迷子をめぐる法制度の展開;江戸における「遺失物法制」の再検討;補論2 江戸の「紛失物訴」と「盗賊訴」をめぐる行政手続きの意義)
第2編 刑事事件の発生と法の運用(江戸の消防と「失火罪」に対する刑罰の運用;近世江戸の「検使」手続きの確立とその機能;江戸の傷害、変死事件と捜査権・処分権・刑罰権;付論 東叡山領(上野領)における行政手続き確立)
近世中・後期の江戸における行政と法の特質
著者等紹介
坂本忠久[サカモトタダヒサ]
1959年埼玉県生まれ。千葉大学法経学部助教授、同教授を経て、東北大学大学院法学研究科教授、博士(法学)、日本法制史、日本近世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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