世界はうつくしいと

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  • サイズ A5判/ページ数 98p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622074663
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

内容説明

ますます自在な詩法、深く緩やかな言葉で綴られた、静かに心をつないでゆく、寛ぎのときのための詩集。

目次

窓のある物語
机のまえの時間
なくてはならないもの
世界はうつくしいと
人生の午後のある日
みんな、どこへいったか
大いなる、小さなものについて
フリードリヒの一枚の絵
二〇〇四年冬の、或る午後
シェーカー・ロッキング・チェア〔ほか〕

著者等紹介

長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年福島市に生まれる。1963年早稲田大学第一文学部卒業。1971‐72年北米アイオワ大学国際創作プログラム客員詩人。毎日出版文化賞(82)桑原武夫学芸賞(98)講談社出版文化賞(2000)詩歌文学館賞(09)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

128
目に見えるものが見えなくなる『ヴァニシング・ポイント』をなぞるように書かれたという27篇の詩。繊細で静か。だけど、長田氏の詩には時々心がざわつくものがある。『受け容れる』という心の働きには『諦める』が含まれていると思うが、自分には『まだ受け容れられない』詩があるのだ。『幼い子は微笑む』がそうで、この詩集では『机のまえの時間』がそうだ。でも、その何倍も共感できる言葉に出会える。「うつくしいものをうつくしいと言おう」というシンプルで深いメッセージ。素直に従って言いたい。「うつくしい言葉が詰まった本だった」と。2016/03/31

mukimi

110
一杯の珈琲とともに、音楽もラジオも消した静かな部屋で、木漏れ日の昼下がりに、床にぺたりと座って。こんなに寛いだのはいつぶりだろう。もしかしたら、初めてかもしれない。あとがきの「寛ぎのときのための詩集である」を読んで深い満足とともにこの詩集を閉じる。今日という日にこういう時間が持てたこと、忘れないでいよう。これからも何度も味わいたい。いま、ここ、という時の充溢。2023/12/21

おくちゃん🌹柳緑花紅

101
とても静かだ。/人は誰も生きない このように生きたかったというふうには どう生きようと、このように生きた/何のたくらむところのなく日々をうつくしくしているものらについて/この作品を読んでいつも空を見上げて、そのずっと遠くの広がりを見つめるのは、道端に咲く草花に魅せられて立ち止まらせてくれるのは、姿を消し去ったものたちのおかげなのかもしれない。静かで美しい。2016/07/05

ふう

91
幾度も読み返しました。見開きにある詩の題名を指でなぞると、その詩の中の言葉たちが静かにこちらを振り向いてくれるくらいに。読むたびに新しい言葉に出会い、新しい風景が広がります。今日咲いた花はもう明日は咲かないかもしれないけど、いつかまた次の花が開くように、じっと待って、そして、またページをめくります。 この詩集を読んだ方々の感想も全部読んでみようと思っています。多分、語ることのできないたくさんのものが、そこに感じられるかもしれないから。2016/08/27

夜間飛行

89
詩はなるべく声に出して読みたい。特にこの詩集はそうしないと勿体ない気がする。《時の埃のように、/語られなかったことばが転がっている。/たとえば、地に腐ってゆく果物のように、/存在というのは、とても静かなものだと思う。/人は、誰も生きない、/このように生きたかったというふうには。》これは「机のまえの時間」という詩の一節だ。机を板から組み立てる所から詩は始まる。四半世紀、この机の前で過ごしてきた時間が歌われている。言葉と言葉の間、本の余白に、静かな時間がゆっくり流れているのがわかる。それを自分の声で確めたい。2015/04/19

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