内容説明
翻訳学は、翻訳の現象と理論の研究に関する分野であり、言語学、比較文学、コミュニケーション理論、哲学、カルチュラル・スタディーズを包含する。主要研究を概観した本格的入門書の決定版。主要な概念の説明、翻訳理論の概要をまとめた導入、翻訳付きの例文、事例研究、章のまとめ、討論と研究のための論点から成る。
目次
第1章 翻訳学における主要な論点
第2章 20世紀以前の翻訳理論
第3章 等価と等価効果
第4章 翻訳の産物とプロセスの研究
第5章 機能的翻訳理論
第6章 談話分析とレジスター分析のアプローチ
第7章 システム理論
第8章 文化的・イデオロギー的転回
第9章 翻訳者の役割
可視性、倫理、社会学
第10章 翻訳の哲学的理論
第11章 新メディアからの新たな方向性
第12章 結論のことば
著者等紹介
マンデイ,ジェレミー[マンデイ,ジェレミー][Munday,Jeremy]
英国、リーズ大学(University of Leeds)上級講師(senior lecturer)、専攻はスペイン研究と翻訳学。翻訳家(スペイン語、フランス語から英語へ)としても活躍している。専門は、翻訳理論の応用、スペイン及び南米文学の翻訳、記述的翻訳研究(特に文学作品や政治関連書における文体とイデオロギー)、及びコーパスを用いた翻訳ツールの応用、など。翻訳理論研究の第一人者であり、『翻訳学入門』は、翻訳理論をコンパクトにまとめた翻訳研究の基礎文献として高く評価されている
鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
東京都港区で生まれる。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ修士課程(英語教授法)修了(MA)。サウサンプトン大学人文学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授(研究科委員長)。大学在学中より同時通訳者として第一線で活躍。また、NHK教育テレビ「ニュースで英会話」(2009年4月より)の講師および監修をはじめ、英語教育の最前線を担ってきた第一人者。専門は、通訳翻訳学、言語コミュニケーション論、英語教育学。公的役職として、日本通訳翻訳学会会長、日本翻訳家協会理事、国際文化学会常任理事、大学英語教育学会評議員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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