クレーの日記

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  • サイズ A5判/ページ数 503,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784622074342
  • NDC分類 723.345
  • Cコード C1070

内容説明

パウル・クレーが遺した四冊の日記ノートをまとめて構成。それに加え、「付録」としてパウル・クレーセンター所蔵の日記に関連する資料を収録した。

目次

第1の日記
第2の日記
第3の日記
第4の日記
付録

著者等紹介

クレー,パウル[クレー,パウル][Klee,Paul]
1879‐1940。20世紀を代表する画家の一人。1879年、ドイツ人音楽教師を父に、スイス人声楽家を母にベルン(スイス)近郊に生まれる。高等学校卒業と同時にミュンヒェンに出て画塾に通うが3年後ベルンに戻り、独学の道を選ぶ。1906年、ピアニストのリリー・シュトゥンプフとの結婚を機にふたたびミュンヒェンに赴く。長い無名時代を経て、1920年、総合造形学校バウハウスから招聘される。ヴァイマール、デッサウの同校で教鞭をとった後、1931年にはデュッセルドルフ美術学校に籍を移すが、2年後、ナチスの弾圧を受けてベルンに亡命。皮膚硬化症を患いながらも制作意欲を失うことなく、その後も数多くの作品を残した。1940年、南スイス・テッシン州の療養院で60年の生涯を閉じた

ケルステン,W.[ケルステン,W.][Kersten,Wolfgang F.]
テュービンゲンとマールブルクで美術史、哲学、考古学および生活文化論を学ぶ。1985年ベルリンのバウハウス資料館、1986年から91年までベルン美術館のパウル・クレー財団勤務。1991年よりチューリッヒ大学美術史科で教鞭をとり、並行して美術展の企画も行う。近代・現代芸術についての著書多数

高橋文子[タカハシフミコ]
横浜生まれ。上智大学とミュンヒェンでドイツ文学を学ぶ。上智大学およびゲーテ・インスティテュート東京非常勤講師。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬養三千代

6
2009年3月25日 パウル·クレー 高橋文子訳 みすず書房 8500円 多才なクレーに驚かされる。 自己分析も的確かどうかわからないが彼を知る人はどう思うだろう。 それにしても、昔の人は短命だなと。60年の生涯 充実2018/11/15

袖崎いたる

5
定価8500円は高い(笑) 内容は濃い。後にポケモン作家になるクレーの日記である。「作品がたいしたものではないということは、天賦の才ないという証拠にはならない。こんなラテン語学校にいる境遇では、足がかりになる現実に出会えないのだ。色あせた古典教養が、根源的な本能にどんな糧を与えてくれるというのだ。雲をつかめと言うのか。行くあてのない衝動ばかり。高いばかりで裾野のない山。」──こんな具合だ。なんと深い意識で書かれておることか。これを意識が高いと言ってやるにはあまりに目指せポケモンマスター。2020/03/06

NагΑ Насy

5
ホドラー関連を拾い読み。親世代の同郷の画家に対して随分とアンチパシーを持っている感じの若きクレー。一度くらいは生で観ておくか、とか、生意気盛りなのかなんなのか。2014/11/04

NагΑ Насy

4
冬の夜に100年くらい前に遠い国で書かれた 画家の日記の、今日と同じ日付のところを読んでいると ふしぎな気持ちになってくる。 『クレーの日記』パウル.クレー2012/12/06

NагΑ Насy

2
ふっと思い立ってひらいてパラパラとめくる。自伝構想のために引き写して清書された4冊の日記の翻訳。開く度毎に受ける印象が異なる。今回は、いまの自分の年齢と同じくらいの、100年ほど前の若いクレーの日々が重なった、まだ暑い初秋の午後の日に。2013/08/27

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