フルトヴェングラー―音楽と政治 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622074274
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0073

内容説明

ヒットラーの政権掌握後にドイツを去り、執筆活動を行ったジャーナリストによる、本人への取材に基づく伝記。ベルリン・フィルの常任指揮者として、ナチと協力・対立し、戦後の一時期演奏を禁止された、巨匠の生涯を鮮やかに記す。

目次

思いがけない動機
生い立ち―音楽の世界
その後の閲歴
音楽政治と政治
ヒットラーの登場
ヒンデミット事件
ゲーリングの陰謀
抵抗
祖国への復帰

著者等紹介

リース,クルト[リース,クルト][Riess,Curt]
1902年、ドイツのヴュルツブルクに生れる。ベルリンで成長、のちベルリン大学、ハイデルベルク大学(グンドルフにつく)、パリ大学およびミュンヘン大学に学ぶ。20年代アメリカで2年過ごし、帰国後演劇評論・映画評論で知られた。ヒトラーの権力掌握後、パリで「パリ・ソワール」紙の編集者となり、1934年同紙アメリカ特派員となる。第二次大戦後「ゲッペルス」伝を出版。1993年歿

八木浩[ヤギヒロシ]
1927年大阪に生れる。京都大学文学部ドイツ文学科卒業。元大阪外国語大学教授。1986年歿

芦津丈夫[アシズタケオ]
1930年和歌山県に生れる。京都大学文学部ドイツ文学科卒業。京都大学名誉教授。2001年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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蘭奢待

12
2段組300ページの大部な作品。フルトヴェングラーの一生が記述されるが、中心は音楽で自国に貢献しようとするパトリオティシズムと、時の政府が悪のナチスであったことに対する矛盾との戦いである。それによりナチス、特に宣伝相のゲーリングと戦ってきたにもかかわらず、戦後に誤解を生み、苦境に立たされる。トスカニーニの態度、ワルターの人の良さ、R・シュトラウスのナチスよりの行動、ルービンシュタインやホロヴィッツの態度。なるほど、と思わざるを得ない。2018/08/26

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