出版社内容情報
17世紀に起こった有名なルーダンの修道女の集団憑依事件を、丹念かつ劇的に跡づけていく。フランス史・中世史研究の重要文献
内容説明
歴史はなぜ憑依的現象をくりかえすのか?中世末期、フランスの一地方都市で発生した修道女集団憑依事件。悪魔祓い裁判へといたる社会のメカニズムが“歴史人類学”的手法のもとに現出する。
目次
歴史はけっして確実なものではない
憑依はいかにして起こったか
魔術のサークル
憑依の言説
被告ユルバン・グランディエ
ルーダンにおける政治―ローバルドモン
予審開始(一六三三年一二月‐一六三四年四月)
憑依者の劇場(一六三四年春)
医師の視線(一六三四年春)
真実の奇形学
魔法使いの裁判(一六三四年七月八日‐八月一八日)
刑の執行(一六三四年八月一八日)
死のあと、文学
霊性の時―sジュラン神父
ジャンヌ・デ・ザンジュの凱旋
著者等紹介
セルトー,ミシェル・ド[セルトー,ミシェルド][Certeau,Michel de]
1925年フランス・サヴォア県シャンベリー生まれ。パリ、リヨンなどの大学で古典文学・哲学などを修めつつ、神学校で研修に励む。宗教学博士。パリ・カトリック学院、パリ第8・第7大学で教えたのち、カリフォルニア大学教授、パリ社会科学高等研究学院教授を歴任。1986年パリで没
矢橋透[ヤバセトオル]
1957年鎌倉市生まれ。筑波大学比較文化学類、大学院文芸・言語研究科で学ぶ。博士(文学)。現在岐阜大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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