内容説明
第2巻には、異端論研究のひとつとして書かれた「中国古典における「異端」の字義をめぐって」、早稲田大学丸山眞男自主ゼミナールとヴェーバー研究会における、多岐にわたるテーマの座談など、全6編を収録する。
目次
中国古典における「異端」の字義をめぐって(一九七六年頃)―天国からの衛生中継による“テレビ”討論
日本の思想と文化の諸問題(一九八一年一〇月)
第四回大佛次郎賞受賞インタビュー/受賞スピーチ(一九七七年九‐一〇月)
歴史意識・政治意識・倫理意識(一九八三年一一月)―早稲田大学丸山眞男自主ゼミナールの記録 第一回
方法論・思想史・ファシズム(一九八五年三月)―早稲田大学丸山眞男自主ゼミナールの記録 第二回
リッターリッヒカイト“騎士道精神”をめぐって(一九八八年五月)―ヴェーバー・ニーチェ・丸山
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
2
おおかた、米英にブレーンが少ない。井の中の蛙っぽい。 それとも、アレルギーか? 丸山真男の没後に『丸山真男手帖』で発掘、記録された、丸山の文章・講演・座談・インタヴューなどを収録。4は、「福沢諭吉の〈脱亜論〉とその周辺」、「天安門事件の後に」、南原繁との対談など。 2009/06/23
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
0
政治思想としては「歴史意識・政治意識・倫理意識」と「方法論・思想史・ファシズム」が面白かった。とりわけ、丸山の問題意識を踏まえて、古層論への道程は語られているけれど、問題提起に比してその回答は?と丸山に詰め寄るところ。丸山は無意識を認識することの必要性(日本の思想あとがきのヘーゲル的な考え方)の説明をするあたり。☛① そして、宿題としての丸山眞男☛② 民主主義とは何かという命題、丸山のシュミットへの懐疑について☛③、シュミットを読みつつ、「丸山にとって政治とは?」という命題をみつつ、考えていきたい。2013/05/16
-
- 和書
- 高校用ベストコーチ地理