内容説明
なぜこれほど、戦争と暴力が続くのか。連綿と引き継がれる戦乱の歴史。平和と独立のために戦い続けた地域の歴史を詳細に追う、バルカン史の決定版。
目次
バルカンとは
第1章 ビザンツ帝国とバルカンの中世国家
第2章 オスマン帝国の支配
第3章 ナショナリズムの時代
第4章 民族国家の建国―対立と協調
第5章 危機の時代
第6章 多様な国家を求めて
第7章 ヨーロッパ統合のもと
著者等紹介
柴宜弘[シバノブヒロ]
1946年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程(西洋史学専攻)修了。この間、ユーゴスラヴィア政府給費留学生として、ベオグラード大学哲学部歴史学科に留学。敬愛大学経済学部助教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授。定年退職後、ECPD国連平和大学(ベオグラード)客員教授、東京大学名誉教授。東欧地域研究、バルカン近現代史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2023/02/12
ひろし
2
最初で最後のヨーロッパと言われるバルカン地域の歴史解説書。教科書的な内容なので淡々とした読書になるが、図や写真が多く理解を助けてくれる。世界史の授業ではこの地域に触れる事はあまり無いと思うが、ヨーロッパを理解する上では欠かせないはず。ビザンツ帝国時代から中世のオスマントルコによる支配を経て、現代の戦乱に至るまで、ざっとだが理解出来た。2015/04/20
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
2
紛争はある程度終息したものの、出版10年ほどで2度も改訂されている。それだけ複雑な地域について中世まで遡って解説する。この手のシリーズは分かりやすさが売りなのだろうが、それでも読みにくかった。どうも歴史は苦手なようだ。それでも、バルカンと第一次世界大戦の関係などまるで知らないに等しかったので、通りいっぺんでもバルカンの歴史を知ることができてよかったと思う。もっと詳しく知りたい時は類書を何冊か読む必要があるだろうが、とりあえずはこれで良しとしよう。2012/04/29
よだみな
1
さらにバルカン。図説が豊富なのでたのしく読むことができた。セルビア、モンテネグロへ行ってみたい。2018/05/27
tkm66
0
出張用の資料2003/08/23