出版社内容情報
廃墟となったヨーロッパが、奇跡的復興と成長を遂げ、革命の亡霊のもとに凋落してゆく全容を政治経済の動きを軸に克明に物語る。
内容説明
繁栄の60年代が終わるとともにヨーロッパは停滞と失意の時を迎える。新たな現実主義と連合への道を歩む西欧とソ連崩壊の後で分裂に向かう東欧。多様なヨーロッパの生き方を未来に示す空前の書。
目次
第3部 景気後退期・一九七一‐一九八九年(しぼみゆく期待;政治の新基調;移行の時;新たな現実主義;権力なき者の力;秩序の終焉)
第4部 崩壊の後で・一九八九‐二〇〇五年(分裂に向かう大陸;清算;古いヨーロッパ―そして新しいヨーロッパ;ヨーロッパの多様性;生き方としてのヨーロッパ)
エピローグ 死者の家から―近代ヨーロッパの記憶についての小論
著者等紹介
ジャット,トニー[ジャット,トニー][Judt,Tony]
1948年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学キングズ・カレッジ、パリのエコール・ノルマン・シュペリユール(高等師範学校)卒業。ケンブリッジ、オクスフォード、バークレーなどで歴史学を講じた後、現在、ニューヨーク大学のエーリヒ・マリア・レマルク講座でヨーロッパ研究教授、レマルク研究所長。著書『ヨーロッパ戦後史』はピュリッツァー賞の最終候補となるなど高く評価され、20カ国語以上に翻訳されている。これまでの業績により、2007年度ハンナ・アーレント賞を受けた。いま最も注目される歴史家
浅沼澄[アサヌマキヨシ]
1935年東京生まれ。1957年慶應義塾大学経済学部卒業。三菱商事他に定年まで勤務の後、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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