目次
テキスタイルによる日本式の装飾
黎明川島甚兵衞と絹織物
飛翔二代川島甚兵衞
創造のアーカイブ
室内装飾探訪
(若沖の間―セントルイス万国博覧会;百花百鳥の間―リエージュ万国博覧会;日本の間―ハーグ平和宮殿)
泉布観
川島甚兵衞の図案創出
タピスリーの表現性
川島織物にみる「古風」と「今様」
現代に残る遺伝子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
14
染織品で室内を彩る日本人にあった品格が感じられる綴織の技術と、その空間の適用例を紹介。特にセントルイス万国博覧会での『若冲の間』は壮観!また大阪にはなじみの「泉布観」の記述もうれしい。2012/11/03
ふう
8
川島織物2代目甚兵衛を讃えたブックレット。維新時15歳の彼は、若冲の動植綵絵を綴織にしてセントルイス万博で金賞を取るなど、日本伝統の美を最新の技術で世界にアピールした明治人。しかし、海外の公館を彩るさまざまなタペストリー(タピスリー)も100年経ち、ハーグ市の平和宮殿の日本の間修復には職人が5,6人がかりで12〜15年かかる⁉︎ ということは、明治期の徒弟制度の中だったからできた偉業だったわけだ。2021/07/25
shou
3
染織品を使った空間作り。『若冲の間』を観てみたかった。2015/07/03