内容説明
『精神科医のノート』と題する書物を出版してから二十年になります。前回と同様に、総合病院の「精神科の診察室」からのレポートのつもりです。その間に、診察室を訪れる患者さんも変われば、法律も変わり、世間の偏見の度合いも変わり、診断基準も変わり、治療法にも変化があり、そして何より歳とともに著者自身の見方が少々変わりました。そのあたりの小変化を通して、二十年という歳月の流れをみていただこうと思ったのです。
目次
人みしりについて
メランコリー好発型性格
リスト・カット
スチューデント・アパシー
外来分裂病のこと
精神科医という職業
ファミリィ・スタディ
「脱病院化」考
職場のメンタルヘルス
常識と反常識
著者等紹介
笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年神戸に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授、桜クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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