都市と文学―前田愛対話集成〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622071839
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1095

内容説明

単行本未収録の対談・座談を精選、その全体像を浮き彫りにする集成、全2巻。第2巻は、明治→大正→昭和。東京はどのように変貌をとげ、どのような記憶を内蔵しているか?近現代文学は都市をいかに映し出し、固有の時空を築きあげてきたか?建築・都市と文学、作品と読者、批評と研究の歴史的相関をあざやかに照らし出す「空間‐場所論」の展開。磯崎新、磯田光一、奥野健男、清水徹、谷沢永一、野口冨士男、山口昌男ほかとの対話。全12篇。

目次

1 東京を読む(東京―その表層と基層;東京―肥大する都市空間の謎;街と建物・明治以降;伝承されるべき住文化)
2 都市と文学(都市文学論の新地平;「舞姫」の記号学;都市と文学―ドストエフスキーへの新しい視座;文学にあらわれる都市空間;空間―明治と昭和)
3 批評と研究(読者論・読書論の今日的意味―文学論の前提として;批評と研究の接点・その後;小林秀雄のキーワード)

著者等紹介

前田愛[マエダアイ]
1931年生まれ(本名よしみ)。東京大学人文科学研究科博士課程修了。元・立教大学文学部日本文学科教授。著書『都市空間のなかの文学』(1982、筑摩書房。芸術選奨文部大臣賞)ほか。1987年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hosakanorihisa

0
僕が「前田愛」を知ったのは「ブログのことを考察」した時に、某Kさんに紹介してもらったのだ。 当時はブログの歴史を調べていて、メディアの変質が文学に影響があると考えていたのだ。 それが前田愛の読者論などの記号論的文学評論の出会いだった。 前田愛はやっぱり勉強になる。三十年前、これほど読者論が認められていなかったのか、記号論がこんなに珍しかったのかと驚くことしきり。 多分、この時代がポストモダンの始まりだったのだろう。バブルがはじけてポストポストポストモダンになり、そしていまポストポストポスト(以下略)だから2012/05/12

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