内容説明
第2巻は1938年2月から44年7月まで。ヒトラー政権下、その抵抗勢力として国防軍はどういう立場を取っていたのか、そして44年7月22日のヒトラー暗殺計画の失敗により、その権力を失う過程を叙述する。事実関係の精密な再構成と、関係者たちの人間的な苦悩を中軸に据えたドラマティックな記述とが見事に統一された“古典”は、この21世紀においても歴史への関心を喚起するであろう。
目次
3 フリッチュ危機から戦争勃発まで
4 東部戦線における勝利と「偽りの戦争」
5 電撃戦からスターリングラードまで
6 スターリングラードからノルマンディーまで
7 一九四四年七月二十日
著者等紹介
ウィーラー=ベネット,J.[ウィーラーベネット,J.][Wheeler‐Bennett,John]
1902‐1975。イギリスの歴史家。1946年ニュルンベルク裁判の検察部イギリス代表に属す。1946‐48年、接収ドイツ外務省文書編集に従事。46‐50年オックスフォード大学New Collegeで国際関係論を講義。50‐57年同大学のSt Anthony College評議員
山口定[ヤマグチヤスシ]
1934年鹿児島市に生まれる。1956年東京大学法学部卒業。立命館大学教授、大阪市立大学法学部教授を経て、現在再び立命館大学教授。ドイツ現代史、ヨーロッパ政治史専攻を経て、現在、政治学・政策研究に専念
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- Eulogies III