出版社内容情報
クモをきらう人はすくなくありません。けれども、きらわれ者のクモは、本当はとても愛すべき生き物。これは、リーゼ・ウェブスターという名のかわいいクモのお話です。
リーゼの夢は、世界でいちばん美しいクモの巣をつくること。どうやったら、美しいクモの巣を編めるだろうか? リーゼはいっしょうけんめい、クモの巣を編みつづけます。そうして、ある夏の朝、じぶんの編みあげたクモの巣を見つめて、リーゼはつぶやきます。「これは、わたしのつくった、いちばん美しいクモの巣だわ」
ダイアモンドの水のつぶ。朝の光の宝石。『ゲド戦記』で名高いル=グウィンが編みあげたクモの巣のように美しいお話の絵本。
《詩人が贈る絵本2》シリーズの一冊
Ursula K. Le Guin(アーシュラ・K・ル=グウィン)
1929年生まれ。「書くことは夢を翻訳すること」とするル=グウィンは、ジャンルを横断して、多様な顔をもつ卓越した存在である。代表作は『ゲド戦記』4巻(ファンタジー)、『闇の左手』「オルシニア物語」3部作(SF)、「空飛び猫」シリーズ、『ふたり物語』(YA)にくわえ、『夜の言葉』『世界の果てでダンス』(評論)、『オールウェイズ・カミング・ホーム』(未来叙事詩)など。また『老子』の英訳も名訳として知られる。
絵:
James Brunsman(ジェイムズ・ブランスマン)
北米オレゴン州ポートランドの画家、版画家。おなじくポートランドに住むル=グウィンと組んだ、オレゴンからの贈り物であるこの絵本は、人びとに幸運をもたらすと伝えられてきた愛すべきクモたちへの讃歌としてつくられた。今日見ることができる美しいクモの巣がつくられるまで、実に4億年ものあいだ、自然の織物の名手であるクモたちは、毎晩努力を積みかさねてきたのである。
訳者:
長田弘(おさだ・ひろし)
詩人。1939年福島市生まれ。代表的な詩集に『一日の終わりの詩集』『黙されたことば』(ともにみすず書房)『深呼吸の必要』『食卓一期一会』『世界は一冊の本』『記憶のつくり方』(ともに晶文社)など。「贈る絵本にこの本を選んだのは」と詩人は言う。「この絵本を手にしたという記憶を、できるだけおおくの人と共有したかったから」
内容説明
クモをきらう人はすくなくありません。けれども、きらわれ者のクモは、本当はとても愛すべき生き物。これは、リーゼ・ウェブスターという名のかわいいクモのお話です。リーゼの夢は、世界でいちばん美しいクモの巣をつくること。どうやったら、美しいクモの巣を編めるだろうか?リーゼはいっしょうけんめい、クモの巣を編みつづけます。そうして、ある夏の朝、じぶんの編みあげたクモの巣を見つめて、リーゼはつぶやきます。「これは、わたしのつくった、いちばん美しいクモの巣だわ」ダイアモンドの水のつぶ。朝の光の宝石。『ゲド戦記』で名高いル=グウィンが編みあげたクモの巣のように美しいお話の絵本。
著者等紹介
ル=グウィン,アーシュラ・K.[ルグウィン,アーシュラK.][Le Guin,Ursula K.]
1929年生まれ。「書くことは夢を翻訳すること」とするル=グウィンは、ジャンルを横断して、多様な顔をもつ卓越した存在である。ポートランドに住む
ブランスマン,ジェイムズ[ブランスマン,ジェイムズ][Brunsman,James]
北米オレゴン州ポートランドの画家、版画家。ポートランドに住む
長田弘[オサダヒロシ]
詩人。1939年福島市生まれ
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