出版社内容情報
『宝島』からボルヘスまで、ストーリーテラーの魅力の根源を探り、少年期の意味を再発見する。
内容説明
「宝島」「海底二万マイル」「宇宙戦争」、トールキンとボルヘス…。なじみ深い物語の数々から、不治の物語中毒者がその魅力の源泉を探り、少年期の意味を再発見。
目次
1 ストーリーテラーの失権
2 曖昧さという宝物―スティーヴンソン『宝島』
3 下降の旅―ヴェルヌ『地底旅行』『海底二万マイル』
4 アウトローの勝利―クロンプトン『英雄ウィリアム』
5 ドラゴンの棲む地―ドイル『失われた世界』
6 モンプラチュムの海賊―サルガリ『海王号の冒険』
7 星に棲むもの―ウェルズ『宇宙戦争』
8 虎を待ち伏せて―狩猟文学の世界
9 果てしなき遍歴―ロンドン『星を駆ける者』
10 妖精の国―トールキン『指輪物語』
11 サクラメントの流れ者―ガンマンの末裔
12 身震いの意味―恐怖小説への誘い
13 手掛りを残さぬ殺人犯―推理小説の魅力
14 ボルヘス=二対一―精神の迷宮



