出版社内容情報
いまだ統一されないイタリアに、まず都市国家が繁栄する。覇権を競うイタリア人、絶えず介入の機をうかがう諸外国の勢力、やがて到来する時代は…。一方、海洋貿易が栄え、マルコ・ポーロら大胆な冒険家が旅をし、職能組合が政治に参画する。アッシージのフランチェスコをはじめとする宗教家があらわれ、人々は信仰を求めてそれらに走る。
華やかな宮廷生活、学問の興隆と綺羅星のごとき芸術家の輩出――ダンテとペトラルカをちりばめつつ、あらゆる人物と事件を描き込んで、碩学の中世史家ラバンドが13-15世紀イタリアの社会をありありと再現する。
内容説明
人物の交響楽。君主と傭兵隊長、宗教家と民衆、職人と航海者、そしてダンテをはじめとする綺羅星のごとき芸術家たち。あらゆる人物と事件によって、ルネサンスを生んだ13‐15世紀イタリア社会を描き上げる。
目次
第1部 専制政治の発祥(十二世紀末におけるイタリアの社会;インノケンティウス三世とイタリア;フリードリヒ二世;十三世紀の芸術と生活 ほか)
第2部 傭兵隊長と君主の時代(ジョットとペトラルカ;ミラーノの大蛇;ジャンガレアッツォ・ヴィスコンティと統一の蜃気楼;大乱戦 ほか)
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