出版社内容情報
路地から隠れん坊が消えた。喪われた小さな経験を手がかりに、その人類史的意味を解き明かす。
内容説明
本書は、1975年から81年に至る数年間に「折に触れて」書かれた文章から成る。崩壊・没落の観点からの原始社会論である「隠れん坊の精神史」に始まり、律令国家・幕藩体制、それぞれの崩壊を、『保元物語』と吉田松陰に考察し、あとは明治国家の消長、昭和軍国時代の元首のぶざまさへの批判とつらなる。人間の前史が終ろうとする時に、人間の「精神」と「経験」の全体像としての「歴史」を描こうとするささやかな試み。付録に、『野ざらし紀行』『歎異抄』ノート新収。
目次
新品文化―序章に代えて
或る喪失の経験―隠れん坊の精神史
史劇の誕生―『保元物語』の主題についての一考察
松陰の精神史的意味に関する一考察―或る「吉田松陰文集」の書目選定理由
或る歴史的変質の時代
「昭和」とは何か―元号批判
戦後の議論の前提―経験について
批判的理性の叙事詩―アドルノ『ミニマモラリア』について
市村弘正「都市の周縁」をめぐって―一つの書評
離脱の精神―戦後経験の一断章
追補 『野ざらし紀行』についての覚書き
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