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出版社内容情報
Leonardo da Vinci 1452年4月15日にフィレンツェの近郊ヴィンチ村に生まれた。画家、彫刻家、建築家、音楽家、数学者、技術者、科学者、そして発明家であるレオナルドはルネサンスが生んだ偉大な普遍人の一人であった。ミラノに招聘され、ローマに移り、晩年はフランスで過ごし、1519年5月2日アンボワーズにあるクロ・リュセで没した。
レオナルドのこの傑作はあまりにもよく知られ、またその権威には疑いがないので、私たちの考えが「最後の晩餐」におよぶ時にはいつも、その構図が眼前にあるように思われる。しかし、その絵は完成後20年後にはその損傷のとどまることなく…といった状況である。本書は、レオナルドの権威により、構図の前史、制作の情況、声価の理由などに照明をあて創造の現場に導き、また漸次の損傷の歴史を探究する。ルネサンス美術案内である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
340
レオナルドの「最後の晩餐」(1498年)を多角的に考察したもの。著者のハイデンライヒはドイツのいくつかの大学で美術史を学び、その後ミュンヘンの美術史中央研究所長を務めた。残念ながらサンタ・マリア・デレ・グラツィエ聖堂(「最後の晩餐」はここの元食堂にある)を訪れたことがないので本物は未見だが、複製写真を見る限りではかなりな損傷具合である。食堂にあったというのが致命的か。また、私の積年の疑問は、その構図の不自然さにあったのだが、ガッディやカスターニョ、あるいはギルランダイオなどもこうした横並びの構図を⇒2023/01/23
Bevel
0
だいぶ損傷が激しくて、図版では何もわからなかった。2024/03/22