出版社内容情報
19世紀における進化思想の形成から現代の生態学的危機まで扱われる人類の <生命> 探求のドラマ。
内容説明
本書は、アリストテレスから現代の分子生物学・動物行動学にいたる生命への探究の歴史をドラマとして構成したものである。この第2分冊では、ダーウィンの進化論から現代の生態学的危機にいたる19,20世紀の生物学の発展が扱われる。生物学史の各幕での核心をなす問題点を的確に押さえたうえで、それを平明な文体で語る本書の手法は鮮やかで、読み進むうちにいつしか生物学の大きな流れが把握できるように構成されている。
目次
16 革命と進化
17 世界についての考察
18 生物は細胞から始まる
19 原子の勝利
20 生きている実験室
21 「根気は成功のもと」
22 ダーウィンの擁護者たち
23 深い海の底
24 古生物学と未開の西部
25 ショウジョウバエ万歳
26 巨大分子の内部
27 昆虫のホメロス
28 ただ人間的なだけ
29 一番近い人間の親戚
30 この惑星の仲間たち