出版社内容情報
一瞬の激情によって支配される人の行動と運命を色彩豊かに描く強烈な魅力に充ちた傑作。他2篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
22
世紀転換期の中欧に浸る月間。ツヴァイク面白いわ~。この巻には、映画「忘れじの面影」の原作「未知の女の手紙」ほか4編を収録。どうやら、異常な心理状態というか、普通な市民(ブルジョワ階級の紳士や淑女)に訪れた感情の爆発、非日常な一日を題材にしたものを集めている模様。どれも珠玉の名品というほどではないかもしれないが、当時の風物、風俗、ブルジョワの感覚といったものを感じ取るには絶好の素材。女性の心理を描くのも巧い。ブログにいろいろメモ。https://chekosan.exblog.jp/30446336/ 2021/03/04
猫森
4
全集にしかない「異常な一夜」「月明かりの小路」をやっと読めました。2022/01/21