角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 一目小僧その他 (新版)

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角川文庫 角川ソフィア文庫
一目小僧その他 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784044083083
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0139

出版社内容情報

およそこの世の中に「人」ほど不思議なものはない

日本全国に広く伝承されている「一目小僧」「橋姫」「物言う魚」「ダイダラ坊」などの伝説を蒐集・整理し、丹念に分析。各伝説の由来と歴史、それらに対する人々の信仰を辿り、日本人の精神構造を読み解く。

内容説明

妖怪とは零落した神である―。一目小僧、物言う魚、ダイダラ坊の足跡ほか、日本全国に広く伝わる伝説を蒐集・整理して丹念に分析。それぞれの由来と歴史、人々の信仰や風習を辿りながら、妖怪が生まれる背景について大胆な仮説を提唱する伝説研究の代表作。

目次

一目小僧
目一つ五郎考
鹿の耳
橋姫
隠れ里
流され王
魚王行乞譚
物言う魚
餅白鳥に化する話
ダイダラ坊の足跡
熊谷弥惣左衛門の話

著者等紹介

柳田国男[ヤナギタクニオ]
1875年、兵庫生まれ。1900年、東京帝国大学法科大学卒。農商務省に入り、法制局参事官、貴族院書記官長などを歴任。35年、民間伝承の会(のち日本民俗学会)を創始し、雑誌「民間伝承」を刊行、日本民俗学の独自の立場を確立。51年、文化勲章受章。62年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

35
我が国に伝わる伝説の数々が、系統だてられて論じられている。一読でこれほど多くの伝説が、形を変えてこの国の隅々まで行き渡っていることにまずは驚かされた。その内容もある池に片目の魚が生じる事や片耳を失った面の話、橋姫からの手紙を書き換えて命永らえた事、隠里と椀貸伝説、淵の主が僧と化して命乞いをする話や餅が白鳥になった話、ダイダラ坊の足跡、狐のおかげで立身した話とどれを取っても興味深いものばかり。表題作の結論は昔読んだ時も突飛であるなと感じたが、新しい解説でその後の研究も紹介されていてそこも興味深かった。2013/02/19

miroku

21
フィールドワークこそが民俗学の基本。豊富な事例を引用しながら、安易な結論を引き出さない柳田国男氏らしい著作。2014/09/20

きいち

20
柳田國男って、こんなにお茶目だったんだ!という一冊。「いくら妖怪でもそうそうは人の耳を取ってばかりもいられなかったかと思う」「江戸の狐狸はよく昔から北国筋へ往復している」…。「どれも愛着がある」という大正~昭和期の文章を集めたもの。だからか、一目小僧はもちろん、ダイダラボッチ、餅が成った白鳥、どの話もとにかく語り口が楽しい。そうだよな、民俗学という新しいことを立ち上げて、南方熊楠とつながり、折口信夫や宮本常一や各地のたくさんの仲間を引きつけてきた(この本にも多くの投稿が採用されてる)のだもの、陽性だよな。2013/04/07

黒猫

17
一つ目小僧の絵本を読んで、興味をもったので読んでみたら、だいぶイメージと違いました。表題以外は興味がわかず断念。京極夏彦さんの妖怪小説を読んでみようと思います。2017/06/26

不羈

14
“初”柳田国男。民俗学に興味はあったが、深い。上橋菜穂子氏が専攻する文化人類学という学問に通じる感。まだまだ知識不足に打ちのめされるが、とても面白い。書かれているいろんな地域に行ってみたい。2014/02/23

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