南極と北極を理解する 極域科学入門

個数:
電子版価格
¥2,970
  • 電子版あり

南極と北極を理解する 極域科学入門

  • ウェブストアに15冊在庫がございます。(2025年09月28日 03時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 204p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784621311509
  • NDC分類 402.977
  • Cコード C3040

出版社内容情報

極域科学は南北両極における自然現象や物象を支配する普遍的な原理・法則の探究、地球環境変動や地球惑星システムに果たす極域の役割、および極域の地史・自然史の解明等を学問領域にとらわれず、広い視野で解明する学問である。

本書はその入門書であり、「極域科学」の定義、オーロラをはじめとする両極で発生する現象、特異な地形、生態系などを解説している。南極観測隊で越冬を経験した地球科学者による解説で、南極・北極を舞台としたフィールドサイエンスの魅力を堪能できる一冊。


【目次】

第0章 極域科学の必要性

第1章 極域の定義
1. 北極と南極
2. 北極圏と南極圏
3. 陸と海
4. 2つの特徴
5. 極域と地球温暖化
コラム1 「夜の無い日」と「白夜と極夜」

第2章 スフィア(圏)
1. スフィアという概念
2. 磁気圏と磁軸極
3. 大気圏とその内部

第3章 磁気圏と電離圏
1. 太陽風
2. 磁気圏の姿
3. 電離圏と熱圏
4. オーロラ
5. オーロラを測る
6. 日本でも見られるオーロラ
7. 宇宙天気予報とオーロラ
コラム2 オーロラ観光

第4章 大気とオゾン
1. 大気圏
2. 熱圏と中間圏
3. 成層圏
4. オゾン層
5. オゾンホールの発見
6. 原因はフロンガス
7. 極成層圏雲の発見

第5章 対流圏内の諸現象
1. 対流圏
2. 水の循環
3. 太陽エネルギー
4. 太陽放射エネルギーの収支
5. 極域が受ける太陽エネルギー
6. 高いアルベド
7. 寒さ
コラム3  -80℃「おお、寒い」
8. ブリザードと斜面下降風
コラム4 「非情のブリザード」
コラム5 ホワイトアウト

第6章 水圏と雪氷圏
1. 水圏
2. 海氷の生成
3. 北極海の海氷
4. 南大洋の海氷
5. 海水面の変化
6. ポリニア
7. 陸上の湖沼や河川

第7章 雪氷圏と地球温暖化
1. 雪氷圏の広がり
2. 海氷域の変化
3. 氷山と棚氷
4. 氷山の一生
5. 棚氷の姿
6. 氷床
コラム6 氷床・氷河の底の流れ
7. 氷床に記録された過去の気候
8. 氷期と間氷期
9. ミランコビッチ・サイクル

第8章 地球圏の周辺
1. 南極の湖水
2. 不凍湖
3. 永久凍結湖
4. ボストーク湖
5. 河川の3つの作用
6. 氷河の作用
7. 氷河が作る地形
8. 寒さによる破壊
9. 周氷河作用
10. 構造土
11. ツンドラ
コラム7 マンモスの牙の装飾品
12. ビンゴ

第9章 地球圏と氷床
1. 極域の陸地
2. 南極大陸
3. 氷床の後退と陸地の隆起
4. 南極大陸の隆起
5. 現在も続いている隆起
6. 隆起の傍証・微小地震活動
7. 隆起量の検出
8. 氷床消滅と南極大陸

第10章 地球圏の内部
1. 地球の表面
2. 岩石と鉱物
3. 岩石の年代
4. 絶対年代
5. 南極での火山の発見
コラム8 エレバス号とテラ号

内容説明

極域科学は南北両極で起こる自然現象や物象を支配する普遍的な原理・法則の探究や地球環境変動や地球惑星システムに果たす極域の役割、そして極域の地史・自然史の解明等を領域にとらわれず、広い視野で解明する学問である。本書はその入門書であり、南極観測隊で越冬を経験した地球科学者がわかりやすく解説する。南極・北極を舞台としたフィールドサイエンスの魅力を堪能できる一冊。

目次

第0章 極域科学の必要性
第1章 極域の定義
第2章 スフィア(圏)
第3章 磁気圏と電離圏
第4章 大気とオゾン
第5章 対流圏内の諸現象
第6章 水圏と雪氷圏
第7章 雪氷圏と地球温暖化
第8章 地球圏の周辺
第9章 地球圏と氷床
第10章 地球圏の内部
第11章 南極氷床とその周辺の課題
第12章 生物圏
第13章 陸上の生態圏

著者等紹介

神沼克伊[カミヌマカツタダ]
国立極地研究所・総合研究大学院大学名誉教授。理学博士。専門は固体地球物理学。東京大学大学院理学研究科修了後に東京大学地震研究所に入所、地震や火山噴火予知の研究に携わる。1974年より国立極地研究所で南極研究に従事。2度の越冬を含め南極へは15回赴く。南極には「カミヌマ」の名前がついた地名が2カ所ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品