出版社内容情報
組合せ最適化,情報科学,離散数学などの複数の研究分野にまたがるネットワークフロー理論の成果と実際問題への応用は膨大であり,完璧な網羅と簡潔性を両立することは困難である.本書は簡潔性に主眼を置き,ネットワークフロー問題に対する組合せ的多項式時間アルゴリズムとその解析を第一義的に取り上げ系統的な解説を与えている.
従来の古典的なネットワークフローの成果に加えて,大域的最小カット問題,最大一般化フロー問題,多品種フロー問題に対する興味深い組合せ的多項式時間アルゴリズムや電気回路の電流解析による高速化アルゴリズムが,近年堰を切ったように発見されてきている.
本書は,組合せ的最適化アルゴリズム研究の第一人者である著者の視点から,これらのアルゴリズムも含めて,ネットワークフロー研究を偏見なく評価し,真に美しく有用なアルゴリズムのアイデアにあふれるこの分野を学ぶための適切な選択とアレンジを提供している.
内容説明
組合せ最適化、情報科学、離散数学などの複数の研究分野にまたがるネットワークフロー理論の成果と実際問題への応用は膨大であり、完璧な網羅と簡潔性を両立することは困難である。本書は簡潔性に主眼を置き、ネットワークフロー問題に対する組合せ的多項式時間アルゴリズムとその解析を第一義的に取り上げ系統的な解説を与えている。従来の古典的なネットワークフローの成果に加えて、大域的最小カット問題、最大一般化フロー問題、多品種フロー問題に対する興味深い組合せ的多項式時間アルゴリズムや電気回路の電流解析による高速化アルゴリズムが、近年堰を切ったように発見されてきている。本書は、組合せ的最適化アルゴリズム研究の第一人者である著者の視点から、これらのアルゴリズムも含めて、ネットワークフロー研究を偏見なく評価し、真に美しく有用なアルゴリズムのアイデアにあふれるこの分野を学ぶための適切な選択とアレンジを提供している。
目次
第1章 最短パスアルゴリズムの概略
第2章 最大フローアルゴリズム
第3章 大域的最小カットアルゴリズム
第4章 さらなる最大フローアルゴリズム
第5章 最小コスト循環フローアルゴリズム
第6章 一般化フローアルゴリズム
第7章 多品種フローアルゴリズム
第8章 電流アルゴリズム
第9章 未解決問題
著者等紹介
浅野孝夫[アサノタカオ]
中央大学名誉教授
浅野泰仁[アサノヤスヒト]
東洋大学情報連携学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。