出版社内容情報
茅ヶ崎の海水浴場で若い女性の撲殺死体が発見された。遺体の額には「M」の文字が刻まれ、強い憎悪が感じられた。神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、犯行声明を出した「波夜人」との対話を試みるが、彼の要求に衝撃を受けてしまう。彼は、被害者の犯した「罪」を公表しろ、さもなくば、次の殺人を犯すというのだ。夏希は、犯人との対話の重さに責任を感じるが、事態は悪化してしまう――。書き下ろし長篇警察小説。
内容説明
茅ヶ崎の海水浴場で若い女性の撲殺死体が発見された。遺体の額には「M」の文字が刻まれ、強い憎悪が感じられた。神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、犯行声明を出した「波夜人」との対話を試みるが、彼の要求に衝撃を受けてしまう。彼は、被害者の犯した「罪」を公表しろ、さもなくば、次の殺人を犯すというのだ。夏希は、犯人との対話の重さに責任を感じるが、事態は悪化してしまう―。書き下ろし長篇警察小説。
著者等紹介
鳴神響一[ナルカミキョウイチ]
1962年東京都生まれ。中央大学法学部卒業。2014年に『私が愛したサムライの娘』で、北方謙三氏、今野敏氏、角川春樹氏の全選考委員満場一致により第6回角川春樹小説賞を受賞しデビューする。同作で15年に第3回野村胡堂文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
シリーズ最新刊です。今回は、若い女性が茅ケ崎の海岸で殺されていて、それに伴い犯行声明が出されます。それに対応する主人公ですが、相手はかなりな手練れで正体がわかりません。その後も二人の女性が殺されます。捜査班では、主人公を目の敵にする女性管理官や現場経験不測の江の島署長などが出てきて話をややこしくしてくれます。最後は、磯子分室メンバーなどの助けにより解決します。警察犬のアリシアの代わりにオウムのピリナが活躍します。2024/10/07
yukision
43
シリーズ22作目。女性連続殺人事件が起こる。多少マンネリ感は否めないものの,ここまでシリーズが続いているのだからある意味仕方ないかも。とにかく好きなシリーズなのでマンネリだろうと続いてほしい。アリシアの登場がなかったのは残念だが,その代わりタイハクオウムのピリナが活躍。それはそれでよかった。2025/04/28
坂城 弥生
38
正義って難しいね…。アリシアは登場なかったけどピリナが可愛かった。2024/12/13
み
21
さくさくと♪残念ながらアリシアは登場せず。でも、心理学っぽい内容を楽しみました。最後は、まさかの活躍!2024/11/01
なみキミ
8
インコ?のピリナを使うのは強引かな。アリシアの出番がないからかな。女性管理官は視野狭窄なの?あまりにも短絡思考でびっくり。新米刑事でも言うかなって思うわ。2024/09/07