出版社内容情報
Mathematicaは30年以上にわたり高等教育や産業界で広く使われてきた。
本書は、著者の一人が作ったビデオ・シリーズ“Hands-on Start to Mathematica”の視聴者からの要望をきっかけに、Mathematicaの使い方を学ぶさいの参考書として書かれた。著者らがウルフラム・リサーチのトレーナーとして何千もの人々に教えてきた経験から得た使用上のヒントを数多く含み、広範囲にわたるMathematicaのごく自然な使い方の実用的な知識を提供するほか、Mathematicaの基盤となるWolfram言語にも焦点を当て、短く明確で理解しやすい計算を行う方法も説明している。
原書3版では機械学習とニューラルネットワークの章および画像処理の章が新たに追加されたほか、プレゼンテーションの章が拡充された。
読者は対話的な学びのための例と章末の練習問題により、詳細な知識を得られるだろう。
目次
第1部 Mathematicaの基本(基本の基本;Mathematicaのサンプルプロジェクト;入力と出力;ワープロ機能とタイプセット機能;スライドショーを使ったプレゼンテーション ほか)
第2部 知識を広げる(2Dグラフィックスと3Dグラフィックス;データの可視化;グラフィックスのスタイル付けとカスタマイズ;グラフィックスプリミティブを使った図の作成;代数操作と方程式の解法 ほか)
著者等紹介
ヘイスティングス,クリフ[ヘイスティングス,クリフ] [Hastings,Cliff]
モンマス大学数学科の学士課程をサマ・カム・ロード(最優等)で卒業した後、1997年にウルフラム・リサーチに入社。エバンジェリストとしてMathMobileでアメリカ各地を回り、Mathematicaの使い方を教える。本書のもとになったビデオ・シリーズ“Hands‐on Start to Mathematica”の作者として、人々にMathematicaを使い始めるきっかけを与えることに日々情熱を注ぐ
ミッショー,ケルビン[ミッショー,ケルビン] [Mischo,Kelvin]
認定Mathematicaインストラクター。ウルフラム・リサーチにおいては、北アメリカの学術機関との戦略的関係の推進部門の責任者。イリノイ大学在学中にMathematicaを学んだ後、1998年にウルフラム社に入社し、高等学校に授業でのMathematicaの活用を働きかける。これまでに、高等学校、短期大学、大学において、数百回を超えるMathematicaについてのテクニカル・セミナーやトレーニングを行っている
モリソン,マイケル[モリソン,マイケル] [Morrison,Michael]
イリノイ・ウェズリアン大学でコンピュータ・サイエンスと数学の学士号、イリノイ州立大学で数学の修士号を取得後、2005年にウルフラム・リサーチに入社。ウルフラム社では、社内のテクニカル・トレーニング、Mathematicaを使ったデータ解析、数々の新しい取り組みについての発表など、さまざまな任務に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。