出版社内容情報
なりわいや生活の営みに関する文化遺産全般が対象となる、産業遺産。幕末・明治維新から昭和期にかけての工場施設や炭鉱跡等の建造物、画期的な製品や工作機械などは、ここ100年にわたる日本の経済発展に大きく貢献した。しかし、よほど有名なもの以外はその価値が理解されにくく、単なる古い産業設備として捨てられてしまうことも多かった。だが近年、改めてその価値を見直す機運が高まっている。
本書は、20年以上の調査で訪れた1万を超える産業遺産から選りすぐりの事例を紹介する。研究者ならではのたしかな視点から、その遺産のできた背景や価値、概説としての産業遺産保存と活用の歴史についてもとりまとめた。産業遺産探訪に役立つ一冊。
内容説明
生業や生活の営みに関する文化遺産全般が対象となる、産業遺産。幕末・明治維新から昭和期にかけての工場施設や炭鉱跡等の建造物、画期的な製品や工作機械などは、ここ100年にわたる日本の経済発展に大きく貢献した。しかし、よほど有名なもの以外はその価値が理解されにくく、捨てられてしまうことも多かった。だが近年、改めてその価値を見直す機運が高まっている。本書では、20年以上の調査で訪れた1万を超える産業遺産から選りすぐりの300件超の事例を紹介する。研究者ならではのたしかな視点から、その遺産のできた背景や価値、また産業遺産保存と活用の歴史についても概説した。産業遺産探訪に役立つ一冊。知りたいことが探しやすい都道府県別編集!付録には、用語表とわかりやすい図解を収録!現在の見学情報や見どころも満載!
目次
第1部 概論(産業遺産の基礎知識;産業遺産研究の歴史;研究団体と保存体制)
第2部 都道府県別事例とその特色(北海道;東北地方;関東地方;北陸地方;甲信地方;東海地方;近畿地方;中国地方;四国地方;九州・沖縄)
著者等紹介
市原猛志[イチハラタケシ]
熊本学園大学商学部講師、九州大学大学文書館協力研究員。NPO法人門司赤煉瓦倶楽部理事長。1979年生まれ。九州大学文学部史学科卒業。博士(工学)。九州大学大学文書館、九州産業大学景観研究センター、九州大学百年史編集室、北九州市総務局(仮称)平和資料館勤務を経て、現職。産業遺産学会前理事、日本産業技術史学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- おうちで紙ヒコ―キ