内容説明
女子大生の就職は「氷河期」。4年制大卒女子の6人に1人が無業。高校生の就職試験で「差別選考が4470件」(93年度)。就職時の差別選考に歯止めをかける「統一応募用紙」の精神は生かされているのか。不況のなかで企業のモラルが問われている。部落、障害者、在日韓国・朝鮮人、女性の視点で現在の就職差別を考える。
目次
1 統一応募用紙のあゆみ(全国高等学校統一用紙の理念と課題;職業選択の自由への前進)
2 就職差別は、いま(依然として続く統一応募用紙違反;在日韓国・朝鮮人を排除する本籍欄;障害者の採用を拒む能力主義;均等法調査団が実証する男子優先の採用)