出版社内容情報
1988年、ジェームス・ハンセン博士が「検出された地球の温室効果は、我々の気候を変化させ、熱波や干ばつの発生の可能性を高める」と結論付けた。あれから30年以上が経ち、まさに人為的な気候変動が世界各地で起きている。特に乾燥地では、水が少ないという限界条件に加え、多くを占める開発途上国に災害対策のための資金や技術が不足しており、気候危機に直面している。
本書では、乾燥地における気候変動とその影響・対策について紹介。第1章では、地球規模の気候変動とその影響、気候変動へのわが国の適応策、国際社会の動向を紹介。第2章では、乾燥地の重要性、資源および将来気候について理解の深耕を促す。第3章ではモンゴルを中心に乾燥地の放牧地生態系における気候変動に関する研究について、第4章では乾燥地農業に及ぼす温暖化の影響および気候変動への対応についてスーダンの事例を含め解説する。
内容説明
本書では、乾燥地における気候変動とその影響・対策について紹介する。第1章では、地球規模の気候変動とその影響、気候変動へのわが国の適応策、国際社会の動向を紹介。第2章では、乾燥地の重要性、資源および将来気候について理解の深耕を促す。第3章ではモンゴルを中心に乾燥地の放牧地生態系における気候変動に関する研究について、第4章では乾燥地農業に及ぼす温暖化の影響および気候変動への対応についてスーダンの事例を含め解説する。
目次
第1章 地球規模の気候変動(気候変動とその影響;気候変動への適応 ほか)
第2章 乾燥地の課題と気候変動(乾燥地の重要性;乾燥地の資源 ほか)
第3章 乾燥地の放牧地生態系(放牧地における温暖化の影響;モンゴルの草原と気候変動 ほか)
第4章 乾燥地農業(耕作地における温暖化影響;スーダンの潅漑コムギと気候変動 ほか)