出版社内容情報
・好評をいただいた『IUCNレッドリスト 世界の絶滅危惧生物図鑑』(現在品切未定)の日本版
・動物(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類、貝類、甲殻類)、植物、菌類から幅広く紹介
・「環境省レッドリスト」に準拠。掲載されている種がいまどれだけ危機に瀕しているかがひと目でわかる
・約300種の生き物について、生態がわかる魅力的な写真が満載
・いま,自分の身の回りにある自然のかけがえのなさを知ることができる図鑑
・学校での調べ学習や学生の自由研究など多くのシーンで活用できる図鑑です
・その種の特徴と生態、分布域、絶滅危惧の原因、保全のための取組、日本文化との関わりをそれぞれ解説
・本編の後には、解説文も充実。生物多様性の捉え方、種の認識、日本列島の自然、日本人と生き物の共生、絶滅危惧種に対する国際機構や自治体および個人としての役割などについて、理解を深めることができます。
内容説明
日本列島の恵まれた自然環境は、太古より多くの生き物を育んできました。長い歴史が育んだ、わが国の生物多様性には、目を見張るものがあります。日本人は長きにわたり、その多様な生き物たちと共生してきました。しかし、私たちの生活様式が変わるにつれて、日本列島の自然環境は大きく損なわれ、多くの生き物たちの生存が脅かされています。環境省によって『レッドリスト』がまとめられ、絶滅の恐れがある生物種が示されています。本書はこの環境省レッドリストに掲載され、絶滅の危機に瀕していると考えられるものを中心に、日本の生き物293種を魅力的な写真で紹介しています。それぞれの生き物の特徴、分布や生態、危機の状況とその原因、保全への取組の現状、そして日本文化との関わりなども解説し、さらには生物多様性や種の認識についての議論も展開しています。
目次
危機に瀕する293種の掲載種
あとがき:絶滅危惧種と私たち
著者等紹介
岩槻邦男[イワツキクニオ]
東京大学名誉教授、兵庫県立人と自然の博物館名誉館長。京都大学理学研究科修了。理学博士。京都大学教授、東京大学教授、立教大学教授、放送大学教授などを歴任。元環境省中央環境審議会委員(野生生物部会長)
太田英利[オオタヒデトシ]
兵庫県立大学自然・環境科学研究所所長、兵庫県立人と自然の博物館次長。環境省「絶滅のおそれのある野生生物の選定・評価検討会」爬虫類・両生類選定委員。京都大学理学研究科博士前期課程修了。博士(理学)。琉球大学教授、宮崎大学教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
たまきら
CD