現代家族を読み解く12章

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現代家族を読み解く12章

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784621303436
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3036

出版社内容情報

大きく変化する現在の家族の状況に光を当て、現状と生活の実態を把握し、課題を解決する柔軟な思考と実践のためのヒントを提供する。少子高齢化、未婚化・晩婚化、離婚の増加と再婚夫婦の増加など、家族をめぐる状況は大きく変化している。一方で、LGBTに代表される多様な性のあり方への理解が広がり、あるべき家族像を追求することよりも、個人の尊重、多様性の尊重が重要になってきている。

このように家族や人々の暮らし方が大きく変化し、家族の形態や関係性が多様になっても、私たちにとって家族が生活や人生の基本的な拠り所のひとつであり続けているからこそ、私たちは、家族との関係に期待を抱いたり、逆に憎しみを抱いたり、また、家族でいるがために苦しんだりもするのであろう。

本書は、現在の家族の状況にさまざまな角度から光を当て、家族の現状と生活の実態を客観的に把握したうえで、課題を解決する柔軟な思考と実践のためのヒントを提供している。

第1章 家族とは何だろう…………………………………………………………1
1.家族についての定義, FI/主観的家族 2
2.家族・親族・世帯 4
3.ライフコースと家族 6
4.家族の多様なかたち 8
5.近代家族と現代家族 10
【コラム】インセスト・タブ-(近親性交の禁忌)について 12

第2章 家族と法…………………………………………………………………13
1.家族法とは何か 14
2.夫婦関係についての法律 16
3.親子関係についての法律 18
4.子の親権・監護をめぐる問題 20
5.家族構成員の保護 22
6.家族法改正の課題と展望 24
【コラム】夫婦間に生じる権利義務 26

第3章 子ども・若者と家族……………………………………………………27
1.子ども期とは 28
2.子どもの権利条約と家族 30
3.児童虐待と子どもの保護 32
4.子どもの貧困 34
5.子どもの発達と家族・社会 36
6.青年期・若者期とは 38
7.青年期の自立の課題 40
8.若者と職業 42
9.若者の家族形成の課題 44
【コラム】貧困ラインと相対的貧困率 46

第4章 ジェンダーと家族……………………………………………………47
1.フェミニズムと家族 48
2.ジェンダー平等とジェンダー主流化 50
3.ジェンダーと家庭科 52
4.家族とジェンダーの地域間比較 54
5.多様なセクシュアリティと、同性間の結婚・子育て 56
6.セクシュアル・マイノリティからみた家族 58
7.ジェンダーと親密性 60
【コラム】ジェンダーをどうとらえるか 62

第5章 結婚と離婚………………………………………………………………63
1.結婚とは何か 64
2.未婚化・晩婚化の進行 66
3.結婚とパートナー関係 68
4.夫婦関係の諸相 70
5.ドメスティック・バイオレンス 72
6.離婚・再婚の動向 74
7.ステップファミリー 76
【コラム】婚外子の出生動向 78

第6章 出産と子育て………………………………………………………………79
1.性と生殖に関する健康/権利 80
2.不妊治療と家族 82
3.出生数・出生率と人口問題 84
4.親になる? ならない? 86
5.3歳児神話の変容と現在、性別役割分業 88
6.母子関係と父子関係 90
7.ひとり親家族の子育て 92
8.親族・友人・地域の育児ネットワーク 94
9.地域の子育て支援 96
【コラム】「保育園落ちた」ブログと待機児童問題 98

第7章 労働と家族………………………………………………………………99
1.仕事と子育ての両立 100
2.ワーク・ライフ・バランス 102
3.非正規雇用の広がりと家族 104
4.労働と家庭的責任 106
5.ペイド・ワークとアンペイド・ワーク 108
6.長時間労働と過労死 110
7.男女共同参画社会 112
【コラム】家族の世話と仕事の両立 114

第8章 高齢者と生きる・高齢期を生きる………………………………………115
1.向老期を生きる 116
2.高齢者と高齢社会 118
3.高齢期の夫婦関係 120
4.高齢期の成人子との関係 122
5.祖父母という存在 124
6.高齢者介護と家族 126
7.高齢期のきょうだい関係 128
【コラム】高齢者の家族としてのペット 130

第9章 生活保障と家族…………………………………………………………131
1.家族問題と家族福祉 132
2.ソーシャルワークと家族支援 134
3.少子化と育児支援 136
4.要保護児童と社会的養護・家庭的養護 138
5.高齢化と介護支援 140
6.要介護高齢者と成年後見制度 142
7.障害者福祉と家族(障害児含む) 144
8.ホームレス生活者と家族 146
9.臨床倫理・死生学と家族 148
【コラム】人生100年時代のライフモデル 150

第10章 生活環境と家族………………………………………………………151
1.衣食住と家族 152
2.消費環境と家族 154
3.情報化と家族 156
4.生活文化と家族 158
5.地域社会と家族 160
6.葬送と家族 162
7.災害と家族 164
【コラム】共同墓・合葬墓 166

第11章 グローバリゼーションと家族…………………………………………167
1.国際結婚の動向 168
2.国際結婚をめぐる諸問題 170
3.国際結婚と子ども 172
4.外国につながりのある子どもへの支援 174
5.海外からのケア労働者 176
【コラム】ハーグ条約と日本における実施法 178

第12章 これからの家族の展望………………………………………………179
1.社会的包摂の理念と家族 180
2.ケアと共生 182
3.これからの家族 184
【コラム】北欧の家族と子育て」 186

日本家政学会[ニホンカセイガッカイ]
編集

久保 桂子[クボケイコ]
編集

佐藤 宏子[サトウヒロコ]
編集

内容説明

現代の日本の家族を取り巻く状況は著しく変化しており、かつてのような、家族に生まれ、家族を形成し、その家族に見守られ生涯を終えるというライフコースは当たり前ではなくなってきている。また、あるべき家族像を追求することよりも、一人ひとりが自分らしく生きることが尊重されるようになり、個人の尊重、多様性の尊重が重要になってきている。本書は、現在の日本の家族にさまざまな角度から光を当て、その実態をとらえるとともに、家族に関わる多様な議論を検討し、今後の家族を展望することを目指している。

目次

家族とは何だろう
家族と法
子ども・若者と家族
ジェンダーと家族
結婚と離婚
出産と子育て
労働と家族
高齢者と生きる・高齢期を生きる
生活保障と家族
生活環境と家族
グローバリゼーションと家族
これからの家族の展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

18
とても詳細なデータを豊富に掲げて、日本の今の家族の姿、問題点を分析している。それだけではなく、人生100年時代を見据えて、これからの家族の展望も述べており、予想以上に使える資料。2019/05/04

たか

0
女性、子ども、高齢者、LGBT、障害者、外国人と幅広く弱者の問題を扱っているが、生きづらさを抱える男性への言及が不十分。 特に男性の非モテ問題。 この本では言及されてないし、言及された場面では「努力不足!自己責任!」となることが多い。 生きづらさを自己責任にされがちな多くの男性は上記弱者を救おうとは思えないのでは?2020/03/15

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