内容説明
本書は、理学療法士や助産師が産後の女性の痛みをきちんと把握し、産後リハビリのアプローチのために書かれた米国の女性セラピストの本です。
目次
概観―出産は女性の体をどう変え、性的能力を試そうとしているのか。それが変わると何が起こるのか?
洗浄、衣服とケア―出産直後とその後の外陰・会陰部の変化
骨盤各部の名称―チェックポイント
乾燥や疼痛をともなう部位―出産後の腟の潤い
解放―リラックス・アンド・リリース呼吸
性的活動時の課題―骨盤底筋群リリースエクササイズ
分娩時の裂傷への対処方法―会陰切開や会陰裂傷
腟挿入時の痛み―腟と骨盤底筋群、発痛点(トリガーポイント)と瘢痕組織をリリースするための経腟ストレッチ
腟の緩みや違和感―骨盤底筋群エクササイズ
Pelvic Floor Play―性的欲求を高めるための呼吸と動きのテクニック
コア筋群の回復―体幹強化と帝王切開創の柔軟性のためのエクササイズ
著者等紹介
Wallace,Kathe[WALLACE,KATHE] [Wallace,Kathe]
PT,BCB‐PMD。1976年から理学療法士(physical therapist:PT)として臨床に従事している。Biofeedback Certification International Alliance(BCIA)においてBiofeedback Certification in Pelvic Muscle Dysfunction Biofeedback(BCB‐PMD)を修了している。骨盤底に専門性を有す理学療法のパイオニアおよびリーダーとして認知され、性機能、排尿・排便の機能を評価、治療し、治療を通じて女性のQOLの向上を支援している
田舎中真由美[タヤナカマユミ]
インターリハ株式会社フィジオセンター理学療法士。1995年信州大学医療技術短期大学理学療法学科卒業。熱川温泉病院勤務を経て、信州大学医療技術短期大学理学療法学科非常勤研究員。1998年インターリハ株式会社に勤務。2003年インターリハ株式会社にてフィジオセンターを設立
木野秀郷[キノヒデサト]
医療法人秀螢会理事長。1975年順天堂大学医学部卒業。順天堂大学医学部産婦人科入局、古谷博教授に師事。1982年大宮市(現・さいたま市)に木野産婦人科医院を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。