出版社内容情報
異文化交流を様々な観点から読み解く教科書。異文化をわかりやすく解説。文化人類学・社会学・政治学・歴史学の視点から紹介。
高城 玲[タカギ リョウ]
内容説明
異文化理解と国際理解に関して、多様な広い視点から具体例をもとに論じた誘いの書。特に文化人類学による異文化理解の視点と国際関係論を主とする国際理解の視点を軸に、自文化における身近な他者理解にも注目する。社会学や民俗学、地域研究、美術史などの視点も合わせて多角的・複眼的にわかりやすく紹介する。
目次
第1部 異文化・国際理解とフィールドワーク(異文化・国際理解への招待;フィールドに出会う、フィールドで考える―自文化と異文化の往還)
第2部 歴史と国際関係(ナショナリズムと民族紛争;多文化主義と歴史認識―オーストラリアに学ぶ;布を通して見た江戸期日本の異文化受容―イランの絹織物を通して)
第3部 異文化(他者)と表象(「祖国」という名の異国、「同胞」という名の他者と向かい合う;表象/消費される異文化―日本のメディアで生みだされる東南アジアへのまなざし;イスラームにおける聖なるものの表象―預言者・聖者の描写について;メディアにおける犯罪の社会的構築―「他者」との共生にむけて)
第4部 差異と多様性(アジアの「周縁」間を移動する人々―台湾・沖縄間を事例に;病むという経験の多様性;つくられる「男らしさ」「女らしさ」―ジェンダーと身体の構築性;差別と社会―障害者問題をてがかりに;国境を越える民族のアイデンティティ―タイ・中国・ベトナムのヤオ族)
著者等紹介
高城玲[タカギリョウ]
神奈川大学経営学部教授。専門は文化人類学、東南アジア(タイ)研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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