出版社内容情報
ベストセラー『24人のビリー・ミリガン』や宮崎被告の精神鑑定などで注目される多重人格。いまだ謎が多いその病理を分かりやすく説明する。専門家による初の解説書。
内容説明
多重人格のメカニズムを最新の研究成果をふまえて平易に解き明かす。気鋭のセラピストによる初の画期的解説書。
目次
第1章 多重人格患者の実態
第2章 多重人格のメカニズム
第3章 交代人格とは何か
第4章 多重人格の治療と誤診
第5章 多重人格患者SXのケース
第6章 宮崎勤と多重人格
第7章 日本人の「多重人格」考
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おみん
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多重人格というものがなぜ起こるのか、そういうのについて分かることが出来た。多重人格は興味深く、読んでいて面白かった。2014/08/18
残飯
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解離性同一性障害について実在の事件、筆者が直接診た患者について触れながら、分かりやすい筆致で述べられていた。解離性同一性障害のメカニズム、発生過程など、データに基づいており、信頼性があるように思えた。2013/10/22
とも
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90年代の多重人格に関する本と言えば服部氏。その最初の一冊。セラピストとして使命感を持っていらっしゃることはよく伝わる。しかし、内容がアメリカと日本の比較という形式が多い(当時は当然かもしれない)。また、貴重な奨励報告もあるがかなり自身の考えに固執されているように感じる。2012/12/22
小麦茶
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多重人格、というものを特別な病気ではないと考えている専門家が書いた本。今後、どのように病気として扱われるかは分からないという感じだったが、症例がそこそこ出ていて参考になった。2012/09/23
kinonis
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有名かつマイナーな症例、多重人格。非常に神秘的かつ猟奇的なイメージが独り歩きしているというが、実際は多重人格は存在しないという医者もいるという、なんとも妙な病気である。2011/12/08