出版社内容情報
昨今の進歩、事情に鑑み、グリーンケミストリー、遺伝毒性不純物の扱い、プロセスバリデーション、安全に関する記載が充実。
内容説明
「小分子」の合成に向けた医薬品のプロセス研究開発のための、包括的な、段階を追って示した手引書。著者の豊富な経験に基づき実例を多く挙げ、実践的な解決法、“コツ”を解説している。第2版では、内容を全面的に刷新。とくに、“安全性”、“簡便で頑健性のある製造法への改良”、“プロセスバリデーションと製造の実施”の章を新設し、遺伝毒性不純物、生体触媒、有機金属反応なども新たに取り上げている。合成経路の選択、後処理、結晶化、結晶多形、グリーンケミストリーなどの昨今ますます重要になっているポイントは内容を充実させて解説した。
目次
プロセスの安全性
合成経路の選択
試薬の選択
溶媒の選択
水の影響
工程内分析、工程内管理、規格
スケールアップのための実践的な考慮事項
不純物を最少にするプロセスの最適化
有機金属反応の最適化
後処理
結晶化と精製
最終生成物の形態と不純物
連続プロセス
簡便で頑健性のある製造法への改良
プロセルバリデーションと製造の実施
トラブルシューティング
著者等紹介
Anderson,Neal G.[ANDERSON,NEAL G.] [Anderson,Neal G.]
製薬業界の化学プロセス研究開発業務に30年以上にわたり携わってきた。イリノイ大学の生物学分野を卒業後、ミシガン大学でメディシナルケミストリーを専攻してPh.D.を取得。2年間McNeil研究所で博士研究員(ポスドク)を務めた後、1979年からNew Jersey州のNew BrunswickにあるE.R.Squibb & Sons社の化学プロセス研究開発部門に勤務。1997年にBMS社を辞し、原薬製造法の開発を支援するためのコンサルタント会社を始めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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