内容説明
安全で衛生的でおいしい野菜を市場に届けたい思いの一念で、有機堆肥、土壌、野菜の科学的分析データを生産工程を追いながら追求、解析。「食中毒細菌が検出されない野菜」、「硝酸濃度の少ないおいしい野菜」が、露地栽培で、できるまで。
目次
序章 安全で健康な野菜を求めて
1章 土壌栽培で安全な野菜ができた
2章 硝酸濃度の高い野菜はまずくて、煮えない?
3章 野菜の硝酸塩とヒトの健康
4章 土壌栽培野菜から食中毒細菌が不検出
5章 不健康野菜はなぜできる
6章 ミネラル成分と硝酸濃度
7章 堆肥と土づくり
終章 科学のある農業
著者等紹介
及川紀久雄[オイカワキクオ]
1967年、千葉大学大学院修士課程修了(薬学修士)。同年より(財)日本環境衛生センターに勤務。1977年、新潟薬科大学薬学部環境化学講座講師、助教授、教授を経て、2002年より応用生命科学部環境安全科学研究室教授。工学博士。専門は、環境安全科学、資源循環と機能性材料科学、くらしの安全科学
霜多増雄[シモタマスオ]
1945年、茨城県取手市生まれ。1963年、千葉県立東葛飾高校卒業を機に就農。1975年、ハーブ・生食野菜の本格栽培に入る。1990年、(株)シモタファームを設立。2003年、平成15年度全国農業コンクール優秀賞受賞。2004年、平成16年度地域特産物マイスター認定。現在、茨城農業改革委員会・専門分科会の委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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