内容説明
SystemVerilogでは、Verilog HDLが大幅に機能強化されている。特に検証面で、テストベンチ構文とアサーション構文が追加されたことが大きい。本書は、その中でも通称SVA(SystemVerilogAssertion)と呼ばれるアサーション構文に焦点をあて、アサーション・ハンドブックとして書かれている。多くの記述例を用い設計/検証者に親しみやすい構成をとっているので、SVAを用いてアサーション活用を始めるための絶好の書籍である。
目次
第1章 検証メソドロジにおけるSYSTEMVERILOGアサーションの役割
第2章 プロパティとアサーションの概要
第3章 プロパティについて
第4章 シーケンスについて
第5章 プロパティとシーケンスの高度な話題
第6章 設計プロセスでのSystemVerilogアサーション
第7章 アサーションを使用したフォーマル検証
第8章 SystemVerilogアサーション・ガイドライン
第9章 SystemVerilogアサーション辞書
著者等紹介
Cohen,Ben[COHEN,BEN][Cohen,Ben]
現在、HDLとプロパティ言語(PSL,SystemVerilogアサーション)のトレーナー/コンサルタントである。彼は、デジタル/アナログのハードウェア設計、コンピュータ・アーキテクチャ、ASIC設計、合成、ハードウェア記述言語を使った統計的シミュレーションのモデリング、命令セット記述、ハードウェアモデルの分野で専門的な経験を持っている。彼は、コンピュータ・インターフェースのさまざまなバス機能モデルをモデル化するために、1990年以降VHDLを適用してきた。Design Automation Standards CommitteeのVHDL Synthesis Interoperability Working Groupのパイロットチームのメンバーであった。彼は現在、Design Automation Standards CommitteeのVHDL and Verilog Synthesis Interoperability Working GroupとAccellera OVLとPSLの標準化ワーキング・グループのメンバーである。彼は、VHDLとPSLトレーニングを開催すると同時にVHDLコンサルティング業務も行っている
Venkataramanan,Srinivasan[VENKATARAMANAN,SRINIVASAN][Venkataramanan,Srinivasan]
現在、Synopsys、India Private Ltd.(インド、バンガロール)で検証ソリューション・エンジニアとして勤務している。彼の関心領域は、SystemVerilog、アサーションベース検証、フォーマル検証、カバレッジ・ドリブン検証(CDV:Coverage Driven Verification)など、新しい検証ソリューションとメソドロジである。彼は、最先端の数百万ゲート高速ASIC設計の検証に積極的に関与した。彼は、VerisityのSpecman、ABVなどを使用するCDVなど、高度なメソドロジを使用して、複雑な検証環境を開発することに成功した。Synopsysに勤務する前には、Intel、Philips Semiconductors、RealChip Communicationsで、VHDL、Verilog HDL、e(Specman)、OpenVeraを含むいくつかのHDLとHVLにより、ASICのフロントエンド設計と検証の分野に取り組んだ。彼は、いくつかの技術ディスカッション・フォーラム、OVL、SystemVerilog、VHDL‐200X Testbench & Verificationなどの運営委員会で活躍した。彼は、有名なIndian Institute of Technology(IIT)、DelhiからVLSI設計で修士号を取得し、TCE、Maduraiから電気工学の学士号を取得している
Kumari,Ajeetha[KUMARI,AJEETHA][Kumari,Ajeetha]
現在、インドのバンガロールを本拠とする、フロントエンド設計と検証の分野の独立したコンサルタントである。彼女の関心領域にはフロントエンド設計と検証手法が含まれ、この領域での新しい技術とツールの探索に積極的に関与している。また、EDAツールの評価にも関与していた。彼女は、Verilog HDL、VHDL、SystemVerilog、PSL、SystemVerilogアサーション、OpenVeraを含む、いくつかのHDLとHVLの経験を持つ。彼女は現在、検証を中心としたWebサイトを運営している。彼女の関心領域には、修士号課程での研究のフォローアップとして開発したミックスド・シグナル設計手法も含まれる。彼女は、有名なIndian Institute of Technology(IIT)、Madrasから電気工学で理学修士を取得し、TCE、Maduraiから学士号を取得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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